2007年4月7日(土)
俳句まつり
 千光寺公園満開の桜、受賞祝う
 「おぼろ夜の灯ともる橋を海の上」
授賞式

桜満開
 先月下旬に咲き始めた千光寺公園のソメイヨシ
ノが見頃を迎えた。今のところ7日と8日は雲が
ありながらも晴れる予報で、シーズン最多の花見
客となりそう。満開という絶好のタイミングとな
った6日午前、尾道観光協会主催による第1回
「おのみち俳旬まつり」の表彰式が聞かれた。
                 [幾野伝]

 俳句まつり(尾道市、山陽日日新聞社など後援)
は尾道の春を表現してほしいーと、「尾道」「春」
「さくら」のテーマで全国から作品募集したとこ
ろ、1064句(尾道市内からは216句)の応募が
あり、鷹羽狩行・俳人協会会長と吉原一暁・狩俳
句会尾道支部長が選者になって大賞、金賞など入
賞句10点と入選句90点を選んだ。
 入賞、入選句ともに千光寺公園の夜桜を演出す
るぼんぼり提灯に作品と氏名が記され、発表され
ており、地元だけでなく神奈川、岐阜、三重、大
阪など遠方からも受賞者が出席、満開の桜の下で
の表彰式となった。
 川崎育造・観光協会長は「鷹羽先生が千光寺公
園の夜桜見物をされ、その時にぼんぼり提灯がと
ても気に入られたことがまつりに繋がった。尾道
は季語にあふれる町で、私達も作品に触れながら
町の魅力再発見になっている」とあいさつ。
 亀田良一市長は「姉妹都市の今治がずいぶん俳
句に熱心で、これからはお互いに競争したらいい。
尾道には俳句がよく似合う。文学の町を支えて下
さるのはまず作者の皆さんで、これからも尾道づ
くりに貢献を」と述べた。
 大賞に選ぱれた渡部志津子さん(63)=写真=
はじめ金賞受賞の石井由起子さんら入賞者1人ず
つに賞状とクリスタルの盾が手渡された。
 吉原さんが入賞句について講評、大賞作品「お
ぽろ夜の灯ともる橋を海の上」は、「オブラート
に包んだような風景が目に浮かんでくる作品」と
高く評価した。
 大賞受賞の渡部さんは25年ほど前まで福山に在
住、たびたび尾道を訪ね歩いたという。3年前に
はしまなみ交流館での全国俳句大会にも参加。
「駅前など変わってしまった所もあるが、民家が
軒を重ねる狭い露地などは全然変わらない」と懐
かしそうに語り、「春に千光寺山から町を見下ろ
した時の霞んだ情景を表現しました」と受賞を喜
んでいた。



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