2007年2月3日(土)
なかた美術館和作記念室
 4点の未公開作品展示
  戦中時代や山陰の小漁港など 
小漁港
 潮見町、なかた美術館(中田冨実館長)の小林
和作記念室に未公開作品4点が新たに展示されて
いる。
 未公開作品は広島銀行尾道支店長室に飾ってあ
った「春」(6号)。制作年月日は定かでないが
「構図や人物がよく似ている岩子島を描いたのと
相前後していると思われ、昭和15年頃の作品では
ないでしょうか。落款は和作ではなくKOVAと
刻印しています」(中田館長)と推測していた。
 このほか″この景色もかき方も一昔のもので今
の私には再びできぬようなものがある″と述べて
いる鳥取県の夏泊りを描いた昭和29年制作の「小
漁港」(10号)=写真=。昭和15年、竹原沖の大
崎上島を描いた「海」(40号)、昭和33年、白馬
山系五龍山を描写した「春の山」と個人から借り
受け、これまで一般に公開されていなかった作品
が展示されている。
 なかた美術館所蔵の「伯耆大山」や「秋山」な
ど8点も並べられている。未公開作品は5月連休
明けまで展示される。
 入館料は一般500円、学生100円。市内の
小中高大学生は無料。毎週月曜日が休館。

なかた美術館の場所はこちらの「な」




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