2006年10月25日(水)
スーパー銭湯
平原住宅街での環境に配慮して燃料は天然ガスを使用
 日本で始めて総木造り
  来年5月オープン尾道湯屋つかりゃんせ
完成予想図と工事現場
 全国的にブームを呼んでいる「スーパー銭湯」
が来年5月、平原台にオープンする。レトロチッ
クな日本で初の総木造作りの本格的日帰り温泉で
観光客誘致にも一役買い、初年度20万人の利用を
見込んでいる

 高須町、ホットリンク(株)が建設、運営する
スーパー銭湯「尾道湯屋つかりゃんせ」は住宅が
張り付いてきた平原台2丁目、市バス旋回場隣の
敷地面積7133平方mに総木造平屋建て122
3平方mの温泉施設を建設、9月中旬に着工、完
成は来年4月末。設計は全国で150以上のスー
パー銭湯や入浴施設を手掛けてきた玉岡設計(名
古屋市)、建築は地元の大宝組で事業費は約8億
円。
 米松と檜の総木造りの大型日帰り温泉施設は全
国で初めて。癒しと安らぎを与える和風のレトロ
感覚のデザインで建物内はゆったりとくつろいだ
雰囲気にする。
 平原の現場でポーリンク調査し500mまで掘
り下げ県温泉基準の5倍強のラドンを含んだ源泉
を掘り当てた。入浴施設は檜風呂、ジェット風呂、
寝湯、女性には特別に漢方と塩サウナを備える。
天然風呂は植栽を施し自然を感じさせる空間を演
出する。
 周囲が住宅街で環境に配慮して20度の冷泉を沸
かす燃料として重油より割高となるが水と窒素に
分解されるクリーンな天然ガスを使用する。
 リピーターと観光客を呼び込むため温泉ととも
に食事に力を入れ瀬戸内の生きのよい魚をメイン
にした和食を提供、客席も116席と大型観光客
にも対応できる。駐車場も普通車140台と大型
観光バス4台が収容できる。
 オープンは来年の5月のゴールデンウィーク明
けの中旬から下旬を予定。料金は手軽に日帰り温
泉を楽しめる価格を検討している。初年度20万人
の利用を目標に掲げている。
 従業員はパートを含め50〜60人で地元雇用する。
 ホットリンク、廣川英一会長は「旧尾道市街で
本格的な温泉がないので3年前から構想を描いて
いた。健康志向で市民や観光客がくつろげる場所
にしたい。観光客誘致の一助になれぱと思ってい
る。もてなしの心で地域に親しまれる施設にした
い」と語っていた。
 [写真上はスーパー銭湯の完成予想図。下は建
設に着手した平原台]

平原台の場所>

尾道駅より西に位置し、高台から南を見ると
尾道水道や瀬戸内の島々が見える。



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