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2006年10月8日(日) 秋の農作物は「吉」 市民俗文化財のオハケ神事 |
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向東町、向東八幡神社(二五哲彰宮司代行)は7 日午前、「オハケ解き神事」をおこない、真っ白 な麹の花が咲き、今年の農作物は″吉″と出て豊 作が約束された。 市の民俗文化財に指定されている「オハケ神事 祭」、通称オハケさんは3日に保存会(須田稔会 長)が皿状の平土器12枚に玄米、麹、神酒、水を 入れ、さらに今年は閏年で安産の白石13個と八合 満の海水と八幡井戸の水を入れ樽をかぶせ、こも を巻いて4日間寝かせた。 開封された土器はどの皿も供えられた玄米が真 っ白な麹の花が満開で「今年はどの方位も十分に 花開き、吉の豊作です」と町内全域で農作物が期 待できると判断した。 オハケ神事は本殿が建てられた1000年以上 前から行われている神事。神社の祭神、神功皇后 が12か月胎内にいた応神天皇を安産された故事 による田子神、産霊信仰とされている。オハケ神 事の際、直径1cmほどの白い石を入れ氏子の安産 のお守りにしている。 同神社は神功皇后、応神天皇、仲哀天皇を祀っ ている。 |