2006年8月10日(木)
映画「ちゃんこ」
19日、しまなみ交流館で3回上映
 尾道がふんだんに登場
  「なごり雪」の須藤温子らが出演
千光寺山で
ポスター
 尾道がふんだんに登場する映画「ちゃんこ」が
19日(土)、駅前しまなみ交流館で上映される。
ハンプワークショップ「2000年後の龍の行方」
の拓本を製作している美術作家、柴川敏之さんが
広大相撲部を復活した実話を元にした映画で市民
に鑑賞を呼びかけている。
 映画は部員不足で廃部の危機にあった相撲部を
女子学生と海外からの留学生が救ったという、な
にやら日本相撲界の現状に似た物語で柴川さんが
脚本、美術、題字デザインを担当し、自らもまわ
しを締めて登場している。
 主役の女子部員中田由香に大林宣彦監督の「な
ごり雪」のヒロインを演じた須藤温子、由香を見
守る片岡をFLAMEの北村悠、相撲部員牧村を
黒木和雄監督の「美しい夏キリシマ」で多くの新
人賞を受賞した柄本拓、相撲部顧問石山を広島出
身の西田尚美、そして広大相撲部創部者の柴川さ
んを渡部篤郎が演じる。監督はサトウトシキ。
 広大相撲部は創部以来毎年尾道で合宿=写真上
=、「2000年後の龍の行方」の拓本を作った
千光寺参道できつい坂道を上り下りして鍛錬する
光景や因島相撲大会の模様も収録され、尾道がふ
んだんに登場する。
 柴川さんは「相撲のまわしの素材は帆布で尾道
とは深い縁を感じます」と話していた。
 モデルとなった広大相撲部は柴川さんが広大に
在学中の1985年、発足した中国地方の大学で
唯一の相撲部。実際には01年、部員ゼロで廃部の
危機に陥ったがモロッコ、ブラジルの留学生の入
部により乗り切り、翌年に同部創設以来初の女性
主将が誕生している。柴川さんは監督を務めてい
る。
 映画「ちゃんこ」は午前10時半、午後1時、午
後3時半と3回上映。
 特別割引券(整理券)を市役所ロビーと各支所、
各図書館、中央公民館、しまなみ交流館、おのみ
ち生涯学習センター、市内の啓文社各店で手渡し
ている。特別割引券を持参すると一般1500円、
大学高校生1300円、中学生以下3歳以上80
0円。当日券は一般1800円、高大学生150
0円、中学生以下3歳以上が1000円。10人以
上の団体は高校生以上が1300円、中学生以下
3歳以上が800円。
 問い合わせは生涯学習課(電話20・7444)
まで。

公式ページ



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