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2006年6月1日(木) 10日開幕 バロックから近代へ 巨匠周辺の画家にスポット |
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市立美術館で10日から特別展「珠玉のヨーロッ パ絵画−バロックから近代へ」が始まる。8月6 日まで。 フランスやスペイン、イタリア、オランダなど 各国で多彩に展開され、多くの巨匠を生んだ17世 紀のバロック時代から19世紀に掛けての近世・近 代ヨーロッパ絵画はこれまで、その一握りの巨匠 の画業ばかりが注目されてきたが、今回はその周 辺にいた優れた作家を紹介するもの。 長野市の自動車関連会社社長、長坂剛さんが収 集する「長坂コレクション」の協力で、オノリオ・ マリナーリの「聖チェチリア」(=ポスターの作 品)など約60点を宗教画、世俗画、肖像画、風景 画、風俗画の5つのテーマにわけて展示する。 近年、巨匠中心主義の美術史に修正が加えられ るようになって、同時代の多くの画家達にも光を 当てて、その時代全体を捉え直そうという新しい 動きが出てきており、巨匠に隠れていた画家達の 発掘で、ヨーロッパ絵画の層の厚さ、奥深さを示 すことになりそう。 入館料は大人700円、大学・高校生500円、 中学生以下は無料。 |