2006年3月21日(火)
30日から広島福屋百貨店で「村上選油絵展」開く
 白の世界にナイフの輝き
  ミコノスなど地中海沿岸の風景画
作品
 (この記事の前段部分、脚本家・高橋玄洋氏の
著書からの転載は著作権を配慮してここへの転載
は遠慮します[転載責任者・小野]。村上さんの作
品を批評、称える文章です。)

 第7回「村上選油絵展」が30日から4月5日ま
で広島市、福屋八丁堀本店で開かれる。
 向島町、一水会会友、村上選さんの個展で近年、
スケッチ旅行したギリシア、チュニジア、クロア
チアなど地中海沿岸の風景や薔薇、椿、牡丹の静
物画約40点を展示する。
 「チュニジアの人」=写真=、日展に出品した
アドリア海の真味と呼ぱれる「ドゥプルプニクの
港」、「ミコノスの裏通り」瀬戸内海を彷彿させ
るポルトガルの風景など選さんの白の世界が並ぶ。
 「もう一度、白の魅力を探ろうと作品を仕上げ
た。10年前、明るい白でミコノスを描き白の世界
に踏み出した。その後、白でない世界を覗き込み
キョロキョロしてきたが、今一度10年前の原点に
立ち返り白の世界を追求してみたい」(選さん)
と話していた。
 福屋のほか11月に大阪梅田、阪急百貨店で個展
を開く。
 選さんは日展人選16回、安井賞入選2回、一水
会展の安井奨励賞と石井奨励賞それに佳作賞2回、
小林和作美術振興奨励賞を受賞。芸術の殿堂東京
日本橋三越本店で4回個展を開いている。



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