2006年3月7日(火)
奥座敷御調に
「尾道ふれあいの里」11日にオープン
 市内で初の天然温泉
  海、山の旬の食材のグルメも自慢
建物

足湯 並んだ料理
 温泉がなかった尾道市に自然を満喫、温かい人
情につつまれた奥座敷、御調町に11日、天然温泉
「尾道ふれあいの里」がオープンする。施設は完
成、45人の従業員はもてなし心でお客を迎え入れ
ようと日夜、研修に励んでいる。
 天然温泉は箱蒸風呂、炭酸風呂、歩行浴、サウ
ナなど14種類の風呂が日替わりで楽しめ、中でも
西日本最大級の大浴槽「ほほえみの湯」や贅沢な
源泉かけ流し、星空が望める露天風呂「満点の丘」
が心身を癒してくれる。
 温泉とともにグルメも自慢の一つでシャコや穴
子、小魚と新鮮な瀬戸内の幸、御調米やわらび、
ぜんまいと山が育んだ旬の素材を盛り込んだ和食、
洋食。肉は外国産ではなく神石肉など和牛を使っ
ている。3人の料理長か2か月前からタレを仕込
み、意気込みが違う。
 土産品コーナーでは合併した因島のハッサクゼ
リー、瀬戸田の柑橘類など新尾道市の名産を集め
販売する。
 内装は一新され、特に宿泊施設は洒落た都市型
ホテルを上回る水準で居心地が良い。和室は家族
などでくつろげる、落ち着いた空間に仕上げてい
る。
 内海龍吉支配人は「ほのぽのとなごめる山並み
が売りで天然温泉でゆったりとしてもらえる温泉
処を目指しています。田舎ではのもてなしで従業
員一同、笑顔を絶やさず接客に努めていきたい」
と開業を前に気持ちを引き締めていた。
 入浴料金は大人800円、小学生以下が500
円、3才以下は無料。4人以上で100人までの
日帰り宴会は1人3500円から。宿泊料は1泊
2食付きで一般が7500円、65才以上のお年寄
りが6450円、13才から高校生までが5750
円、13才未満が4550円。
 初年度、温泉、宿泊、宴会を含め15万人が利用、
売り上げ4億円を見込んでいる
 たちまち市内の各種団体の宿泊や宴会の予約が
寄せられ、25日から4日間、御調町で全国女子ソ
フト大会が開かれ選手、家族3000人が訪れ全
室が満杯、幸先の良いスタートを切る。
 尾道ふれあいの里は県から施設を譲り受け12億
円で改築、温泉施設に生まれ変わった。指定管理
者制度に乗っ取り、道の駅を運営している、みつ
ぎ交流館が管理運営にあたる。
 [写真は上から尾道ふれあいの里の建物。星空
が望める露天風呂と足浴。海や山の幸を盛り込ん
だ料理]。

公式ページ

転載責任者メモ:源泉から鉱泉が出ている養老温泉もあるので「初」の意味は
        よく分かりませんが、多種の風呂が楽しめる大きな施設という
        意味では「初」と言えるでしょう。ちなみに養老温泉でも
        日帰り入浴出来るそうです。ご参考>養老温泉本館
        


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