2005年12月28日(水)
1月7日放映
アートのささやき〜美術館のある街へ〜
 BSジャパン小林和作『尾道風景』
  高橋玄洋、村上選氏が人柄や絵心を 
作品
 美術館が所蔵する一つの作品を主人公として取
り上げ、その作品と作者、地域との関わりを紹介
する「アートのささやき〜美術館のある街へ〜」
(BSデジタル放送BSジャパン)で「小林和作
『尾道風景』」が取り上げられる。
 テーマとなる『尾道風景』=写真=は昭和10年
に描かれた小林画伯の初期の作品。千光寺公園の
除中菊畑から尾道水道、向島を展望したもので孔
雀荘から市立美術館に寄贈された。
 小林画伯は京都で水彩画を東京で油絵を学び、
東京で破産状態に陥り、故郷の山口県秋穂町に帰
る途中、森谷南人子ら知人のいる尾道に途中下車
し、そのまま永住した。尾道に居着いたのが昭和
9年でその翌年に描いたもので貴重な作品。
 番組では小林画伯が何故、尾道に永住したのか、
尾道の街とは何であったのか、『尾道風景』を中
心に昭和9年に書き上げた「松永風景」など作品
を通して解きほぐし、随所に美しい尾道風景を写
しだしていく。
 また小林画伯の人となりを脚本家、高橋玄洋氏
が作品と絵心について画家、村上選氏がインター
ピューに応じている。
 30分番組で番組のナレーターは俳優、筧利夫。
 放映はBSジャパンで1月7日午後6時から、
再放送は9回おこなう予定。全国のCATV、C
S放送でも見られ、尾道ケープルテレビで2月4
日午前8時から、翌5日午後10時から再放映され
る。



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