2005年12月13日(火)
初日23日、窪島誠一郎館主が講演
 家族・夢・祈りなど 戦没画学生の思い
  市立美術館『無言館』遺された絵画展  
作品の1つ「編みものをする婦人」
 「あと五分、あと十分この絵を描かせてくれ
..小生は生きて帰らねばなりません。絵をかく
ために...。」−戦後60年「無言館 遺され
た絵画展」が23日から来年2月5日まで、市立
美術館で開かれる。無言館館主の窪島誠一郎さ
んと尾道との関わりで実現する。
 長野県上田市にある戦没画学生慰霊美術館
「無言館」の収蔵品、資料600点のうち未発
表の作品を中心に、他館の戦没画学生の作品と
合わせて58人、約130点の日本画、油彩画、
彫刻などの遺作と遺品資料を展示するもの。作
品と遺品からは学生の家族への思い、夢、祈り
などが伝わってくる。
 「..戦争中、数多くの若い生命が戦地に駆り
出され、戦場のツユと消えました。そうした中
には、画家に成ることを一心に夢み、生きて帰
って絵を描きたいと叫びながら死んでいった一
群の画学生たちがいました。戦没画学生慰霊美
術館『無言館』は、そうした画学生たちが遺し
た作品と、生前の彼らの青春の息吹を伝える遺
品の数々を末永く保存・展示し、今を生きる私
たちの精神の糧にしてゆきたいという画家・野
見山暁治氏(昭和18年東京美術学校卒・東京芸
大名誉教授)の積年の希いをもとに、平成9年
『信濃デッサン館』の館主・窪島誠一郎氏が、
その分館として全国3000余名にもおよぶ協
力者の芳志により開館したものです」と説明し
ている。
 初日午後2時から、窪島館長による記念講演
会「無言館のこと−生と死の画家たち」が館内
ロビーで開かれる。
 1月3日午後2時から、同9日午後6時から
は、声楽村上彩子さんとピアノ正木路子さん出
演のギャラリーコンサートがある。学芸員によ
るギャラリートークは今月25日と1月8日、同
22日の3回、各午後2時から展示室で予定され
ている。月曜日と年末29日から元日は休み。大
人700円、大学高校生500円、中学生以下
は無料。(=写真の作品は「編みものをする婦
人」興梠梠武/昭和20年8月8日、ルソン島・
ルソド山において戦死。享年28歳)。

場所はこちらの「お」

期間中は公式ページに詳細が載ります



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