2005年10月30日(日)
戸崎小学校
 3月閉校 木造校舎の姿『記録』
  松本徳彦さん講師に写真教室を
校舎前で
笑顔で指導
 来年3月末で132年の歴史を閉じる市立戸崎
小学校(亀岡芳美校長、児童11人)で29日午前、
尾道市土堂出身の写真家、松本徳彦さんを講師に
招いて、写真教室が開かれた。児童は同校卒業の
中・高生や保護者らと一緒に、思い出の多い木造
校舎や校庭などを題材に、写真に撮りおさめた。
 松本さんが専務理事を務める日本写真家協会
(東京都千代田区)が「子供たちに、もっと写真
に興味を持ってもらおう」と経費を負担し、今年
度から全国の小学校で展開している体験型学習
「写真学習プログラム」によるもので、尾道では
松本さんを講師に、日比崎小につづいて2校目の
開催となった。
 区民館での開会式で亀岡校長は「松本先生に指
導を受けながら、皆さんの思い出を写真に残しま
しょう」とあいさつ。松本さんは「校舎にもたく
さんの写真が飾ってありますね。茶色になった白
黒写真、その時代や長い時間を表しています。写
真はその時々を記録する道具です。興味のあるも
の、思い出に残る場所を撮りましょう」と呼び掛
けた。
 児童らは渡された27枚撮りのレンズ付きフィル
ムカメラを手に、1956年9月建造の校舎内や
別棟の理科室、運動場などを廻りながら、思いお
もいの被写体を見つけては、カメラを向けていた。
校舎をバックに、教諭らをモデルにする児童もお
り、「レンズに手が当たっていないですか?」な
どと松本さんからアドバイスを受けながら、撮影
を楽しんでいた。
 フィルムは松本さんが東京に持ち帰って現像、
中から2枚づつ選んで次回、来月19日に開く2回
目の教室で作品を囲んで講評し合う。学校では全
作品を、閉校式まで校舎内に展示する予定。
                 [幾野伝]

転載責任者メモ:戸崎小学校といえば鈴木浩介監督、仲根かすみ主演の映画
        「八月の幻」のロケ地として映像に残っています。主人公が
        幼い頃通学し、今は同級生が教師をしている。仲根かすみの
        幻が窓から見下ろす、といった場面。土の校庭から海が見えます。

        松本徳彦さんの写真展「劇場都市・ヴェネツィア」が広島市南区
        比治山本町、広島産業文化センター11階 富士フォトサロン広島
        で11月2日まで。


ニュース・メニューへ戻る