2005年10月13日(木)
吉原家住宅で特別展
 秘蔵の仏殿様厨子を公開
  全国の国重文の民家を写真で紹介
厨子
 江戸時代に建てられ、農家では日本で最も古く
国の重要文化財に指定されている向島町江奥、吉
原家住宅(吉原久司当主)の主屋が昨年改築、公開
し1年経ったのを記念して特別展を開く。
 秘蔵の県重要文化財「仏殿様厨子」=写真=を
一般公開。吉原家の家族さえ百年も開けなかった
居間の上部の一角から発見され、大きさは高さ73
cm、幅26cm、奥行き17cm。木造漆塗りで正面は桟
唐戸で室町時代の唐様仏殿建築の様式をあらわし
ている。
 元倉庫だった大蔵で吉原家と同様、国や県の重
要文化財に指定されている民家の写真を展示。前
町文化財保護委員会、藤田久登氏が撮影した全国
各地12戸の古い民家を紹介する。
 19世紀前期建てられた国重文、岐阜県の野原家
住宅は土間が厩と台所と作業場を兼ね、石畳の上
に石製の水船を置いている▽江戸時代享保年間
(1731年)建築の国重文、長野県の佐々木住宅
は主屋の東、西、北の3面が全部壁になり、戸口
が狭い。寒さを防ぐためにこうした構造にした▽
17世紀後期の国重文、茨城県の太田住宅は主屋と
釜屋を別棟にした民家、平面では一棟に見える。
位牌のなかには万治、寛政、貞享、元禄の年号が
見られる−など解説を交えながら見学できる。
 特別展は11月3、6、13、20、23、27の6日間
開かれる。入場料は300円。
 吉原家は江戸時代初期の寛永12年(1635)に
建てられ農家では日本最古、民家では3番目の古
さ。昨年3世紀半振りに主屋を改築。改築を契機
に昨年11月から日曜日祝日に一般公開、その1
周年を記念し特別展を開く。
 吉原家の管理運営やガイドは前町文化財保護委
員会らで組織する吉原家住宅を守る会があたって
いる。詳しくは同会事務局
(電話0848-45-0399)まで。

問い合わせは一般公開日の日曜祝日のみ受付



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