2005年9月29日(木)
「ホリエモン騒動」の余波
 週刊朝日が冷やかし記事
  ロケセットと映画館無い町
◎..「週刊朝日」10月7日号が、当地より1日早
く発売される東京の森本恭弘東京事務所長から
″当事者″の尾道観光協会へ、掲載記事がファッ
クスされ、その内容をめぐって関係者の冷笑を買
っているようだ。
◎..見出しが「男たちの大和」の話題の陰で..映
画ロケ地なのにチケットが大量に余った尾道のト
ホホという例の″冷やかし記事″。尾道観光協会
が購入した映画チケットが売れず、その理由を
「映画を観せようにも上映する映画館がないから
だ」とし挙句、(脈絡がないが..)「ロケセット
で6億円も掛けるのなら、映画館をつくってくれ
た方がいいのに」という街の声で非難している内
容。
◎..樋本観光協会事務局長の説明では「1万枚購
入したのは確か。チケットを販売してもらうため
業者に買い取ってもらったり、委託販売をお願い
したりしていますが、記事のようにいかにも無理
矢理押しつけて、業者を泣かせているようなこと
はありません」と″憤慨″。
◎..「早速(26日)市長にも記事を観せましたが、
封切りまでまだ3か月もあるのに、今から売れる
訳がないではないか、と笑っていました」と話す。
ロケセットの会場内でも発売しており、1日平均
で50枚前後は売れているという。
◎..12月17日の全国一斉ロードショーには、尾道
でも「しまなみ交流館」で福山の業者が映画「男
たちの大和」を上映することになっている。上映
日は催し(予定)の都合で「17、19、21、22、26
日」の5日間の変則日程。1日4回の上映になる
という。
◎..600人×4回×5日間で、当地で販売した
1万枚のチケットは″映画館のない尾道で十分に
観れる″計算になり、週刊朝日などに要らぬ心配
は無用と言いたいのが本音。しかし、チケットを
購入しているのは大部分は観光客で「ロケセット
を観た記念に..」という購入が多いとのこと。
◎..この記事も「書き出し」がホリエモン騒動で
始まっており、メディアの『このスタンス』は当
分、続くのではなかろうか!?。

転載責任者メモ:これを書いた週刊朝日の記者は、12月に自分が見たい映画が
        あると9月から用意する人なのでしょうね、と逆に冷やかしたく
        なる記事ではあります。「売れない」と書くには完全にフライ
        ングでしたね。

        そもそも電車で30分足らずの福山に行けば東映や角川系の映画も
        上映する映画館があるので、おそらく大和も見られるのではと。
        そうなれば「見られないから買わない」はないでしょう。東京に
        住んでいる私も、新宿や池袋の映画街に行こうとすれば30分以上
        かかる。それでも見たいときには行きます。週刊朝日の記者は
        もっと便利な場所に住んでいるのかもしれませんが。

        その上駅前のしまなみ交流館でも上映されるとなれば、映画館の
        問題でないのは明らか。要するに「福山で(多分)見られる」「尾道
        でも見られる」の2つを知らなかった記者の取材不足。(東京に
        住んでいる私でも、福山の映画館情報ぐらいネットで分かりますが)

        おそらくこれは話題の尾道を冷やかしていると同時に、"ロケ地
        公開で話題になっている尾道の人にさえそっぽを向かれている映画"
        と決めつけて、映画を作った側をも冷やかしているのではと思われ
        ますが(そうでないとしても、結果的にそうなっている)、どちらに
        しても建設的な部分がゼロで、その割に冗談としても面白くない、
        当事者を傷つけただけの記事になってしまいましたね。せめて笑え
        れば娯楽になるのですが残念でした。

        もう1つは映画館の件。これは勿論尾道にもある方が理想ですが、
        映画を作る金を削って映画館にする方が良いとこの記者も思うので
        しょうか。映画館という箱より、映画というソフトの方を優先して、
        それを観たい人が増えたら映画館・・という順番なのではと?
        雑誌だって取材費を削って宣伝費を増やすとなったら、記者さんも
        反対するのでは・・「まずは内容だろう」と。
        「映画館は見る人がいないから無くなった」という現実を全く考慮
        していませんね。

        余談ですが、BSデジタル放送も、先にハードを売ろうとして失敗
        した例。「すごく綺麗に映る」ことより、「見たい番組があるか」
        という当たり前の判断基準で、今まで消費者に受け入れられたと
        言えない(少なくとも当初の目標以下)状態。地上波デジタルテレビ
        のオマケとしてBSデジタルチューナー(薄型テレビに内蔵)の普及
        が"地上波のついでに"広まってきたわけですが、ソフト製作代を削った
        番組でガッカリしてきた視聴者に「今までと違いますよ」とアピール
        できる番組がどれだけできるか、勝負の時がきました。週刊朝日の
        記者も、こういう視点で映画産業を考えて記事にして欲しい。

        (それにしても記事より転載責任者メモの方が長いような)


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