2005年9月21日(水)
トリのマーク(仮称1)リーディング公演
 東京〜尾道間の往復書簡
  ふたつの向島で「水と魚の記憶」
マーク
公演の様子
 ふたつの向島−尾道市向島と東京都墨田区向島
をつなぐ地域交流型アートプロジェクトの演劇
(リーディング公演)が劇団・トリのマーク(仮称)
の主催で19日午後3時からと午後5時からの2回、
東土堂町、尾道アート館で開かれた。
 リーディング公演に先駆け、11と18の両日、
「さかなおとこ」を探すオリエンテーリングがお
こなわれた。天水尊、井戸にまつわる場所、路地
や小路、フェリー、尾道水道、カフェの一角と市
内を散策。お目当ての「さかなおとこ」は向島に
渡り、双眼鏡で覗くと尾道にいたという意外な趣
向でまち歩きを楽しみ、参加者に「水と魚の記憶」
のテーマで感じたままを書いてもらった。
 東京の向島でも同じようなオリエンテーリング
がおこなわれ、その記憶アンケートが尾道に寄せ
られ、19日リーディング公演(朗読)が開かれた。
 荒れ果てた民家を改修したアンティクな装いの
尾道アート館=写真=でトリのマークの山中正哉
さんと柳澤昭子さんの2人がいつ始まったか分か
らないような自然な形で東京、尾道の記憶を読み
進めていった。海で溺れかかった思い出、井戸水
で育ち水道水に馴染めず故郷に帰ったエピソード、
魚釣りに行って人を釣った逸話、金魚にまつわる
記憶は東京も尾道も多く、ふと笑いを誘う逸聞が
紹介された。静の山中さんと動の柳澤さんの自然
な演技も妙で観衆を楽しませていた。
 最後に「さかなおとこ」が登場、尾道の記憶を
東京に送るためポストに投函した。
 「今回はオリエンテーリングをおこない、尾道
の町がより近づいたように感じました。次回は違
った形で公演してみたいと思います」(山中さん)
と語っていた。



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