2005年9月2日(金)
水と魚の記憶
東京=尾道ふたつの「向島」
 読む地図を片手に散策
  効果音、寸劇、踊りも交え朗読公演
マーク
 「ふたつの向島」−尾道市向島と東京墨田区向島
をつなぐ地域交流型アートプロジェクトとしてプロ
の劇団・トリのマーク(通称)が今月、尾道と東京
を舞台にユニークな演劇活動を繰り広げる。
 尾道と東京を結ぶキーワードは「水と魚の記憶」。
尾道では11日と18日の両日「〈さかなおとこ〉をさ
がそう」をテーマにオリエンテーリング。午後3時
に東土堂町、尾道アート館に集合、夕暮れの尾道を
散策、小路や井戸、水と魚にまつわる場所を巡り、
役者が扮する「さかなおとこ」を探しながら海を渡
る企画。
 参加者に「海と魚」にまつわるアンケートをおこ
ない、アンケートに応じた人にはトリのマークの山
中正哉さんと柳澤明子さんが尾道を題材に書いた小
説紀行文「読む地図」をプレゼント、「読む地図」
を片手に散策を楽しむ。東京の向島から20人程度、
参加する。
 19日午後3時から尾道アート館でアンケートを基
にして「リーディング公演」(朗読)をおこなう。
アンケートの中から50枚程度えらび、原文のまま手
をくわえず、ひとつの物語ができるよう編集し朗読
する。効果的なBGMを流したり、寸劇、踊り、さ
かなおとこも出演し「水と魚の記憶」の演劇空間に
仕立てていく。
 11日から19日まで「水と魚の記憶1東京・尾道展」
を開く。アンケートをカードにしてイラストを添え、
展示。場所は尾道アート館、江戸時代の茶室と庭が
ある千光寺山中腹の帆雨亭、土堂一丁目のととあん、
はらいその4ヵ所で開く。
 東京の向島でも同じ企画で同時進行、尾道、東京
を舞台に2本立ての朗読公演がおこなわれ、その対
比も注目されている。
 なお9日、西御所上屋倉庫でおこなわれるトリの
マークの演劇体験ワークショップは参加者と一緒に
体を動かしたり、役者とコミュニケーションをはか
ったりし楽しい空間を創出する。
 渡船、造船所、魚と2つの向島をつなげるものは
多く、アート演劇を通して絆を深めていく。



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