2005年7月31日(日)
白樺美術館
 版画作品 吸い込まれる神秘さ
  東山魁夷「心の旅路展」3日から
展示の様子
 久保3丁目、尾道白樺美術館で3日から「東山
魁夷―全版画の中から 心の旅路展」が開かれる。
 日本画壇を代表する巨匠、東山魁夷(1908
〜1999年)は生涯、風景画を描き続け、さら
にその絵画をもとにした版画作品も多く残した。
 青森県八戸市の牧場を描き第6回日展に出品、
同氏の代表作『道』(1950年)を原画にした同
名作のリトグラフ、北海道鹿追の湖を幻想的に表
現、思い入れが強いとされる『月唱』(原画19
65年)の木版画、月明かりに浮かぶ京都円山公
園の桜を描いた『花明り』(原画1968年)の
リトグラフなど、山や海、湖を題材にした作品23
点を展示する予定(=写真)。いずれも本館であ
る清春白樺美術館の収蔵品。
 青色を基調にした作品は、詩的で吸い込まれる
ような神秘さが漂い、旅を通しての作者の情感豊
かな熱意も伝わってくる感じ。
 「東山画伯の自由な心の旅によって生まれた作
品ばかりで、自然に向けられた敬虔な眼差しを感
じて頂ければ」と同館では話している。
 10月3日までで、毎週火曜が休館。一般800
円、大・高校生700円、中・小学生500円。

場所はこちらの「お」



ニュース・メニューへ戻る