2005年6月18日(土)
 市立美術館
  神秘的ベルギー象徴派展
 千光寺公園内の尾道市立美術館で17日、企画展
「知られざるベルギー象徴派展」が開幕した。来
月17日までで、月曜日は休館。
 フランス絵画の流れを汲んで19世紀終わりに活
躍、その後さらに多くの画家に影響を与えたとさ
れるベルギー象徴派の20作家の油彩、版画、彫刻
など90点を展示。日本でベルギー象徴派の作家が
まとめて紹介されるのは約20年振りで、今回は東
京や鹿児島など5都市、中・四国地方では尾道だ
けになる。
 物質主義や合理主義に背いて自分の内面と対峙
し、心模様を表現することで過去や異国の情景、
神話や聖書を夢想、目に見えない観念や普遍の真
実を追い求めた作家たちで、神秘性に富んだ作品
が多い。大半が個人コレクションのため、一般的
に目に触れる機会が少なくなっている。
 中にはジェームズ・アンソール(1860〜1
949年)の「オステンドの海水浴場」(189
0年)など風刺的な作品もあり、「大人の方にじ
っくり鑑賞して頂ければ」と同美術館。
 観覧料は大人1000円、大高生800円、小
中生500円。

場所はこちらの「お」



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