2005年4月21日(木)
浄土寺境内
老朽化と昨年の相次ぐ台風で被害
 重文「裏門」を解体修理
  資料乏しく江戸中期以降の創建か
裏門外観
 国宝の寺、東久保町の真言宗浄土寺(小林海暢
住職)の国の重要文化財「裏門」(1994年指
定)で現在、解体修繕工事が行われている。1度
全てを解体・調査し、復元するもので、国と県、
市の補助事業となる。
 老朽化がすすみ、以前から国に工事の補助申請
を行っていたなか、昨年の相次ぐ台風の襲来で被
害を受け白壁の土が落ちるなど、早急の改修工事
が必要になったもの。
 裏門は境内の西側に位置し(=写真は尾道市の
提供)、現在は使われていないものの、すぐ裏手
にある庫裏に通じる切妻型の長屋門で、横幅14.7
m、奥行き4.9m、高さ約4.5m(敷地面積
72.2平方m)。観音開きの門を挟んで、正面向か
って左側の1階部分に7.8mx4.9m幅、右
側に3.9mx4.9m幅のそれぞれ倉庫があり、
左側は寺で使う薪や補修用の木材などが保管され、
右側は味噌蔵だったという。中2階では竹と土で
作られた鳩の飼育用装置が見つかった。
 創建年月は過去の資料が乏しいことから不詳。
寺に残る正徳2年〜享保4年までと、宝暦7年の
境内図には裏門の記載がないものの、江戸中期以
降の建造と思われる。
 柱や梁は松材が中心で、壁土や瓦などと合わせ
て出来るだけ現存のものを再活用していく。
 建物全体を鉄骨とスレートなどで覆った現場は、
5月末まで解体工事がすすみ(施工・葉名組)、
入札して7月から組み上げの復元工事に取り掛か
る。完成は2006年12月の予定。予算は解体が
1950万円、復元が7800万円の計9750
万円。(財)文化財建造物保存技術協会が設計監理
する。

転載責任者メモ:浄土寺はハトが多いお寺ですが、ハトの飼育をする
        施設が見つかるとは面白いですね。そうだったのかと
        納得してしまいました。


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