2005年4月16日(土)
両ロータリークラブが「歴史博物館」に寄贈
 美術陶板「安永の絵屏風」
  江戸中期の尾道の市中を詳細に描く
おのみち歴史博物館に安永の絵屏風
 今月29日にオープンする広銀東支店跡の「お
のみち歴史博物館」の正面に掛けられる通称「安
永の屏風」の美術陶板が完成し、15日午前11
時半から現地で、寄贈のセレモニーが行われた。
 寄贈者の尾道ロータリークラプ安楽城秀夫会長
が挨拶の後、目録を亀田市長に贈呈。市長から感
謝状を贈った後、謝辞を述べた。
 市長、安楽城会長、入船裕二氏、小林海暢浄土
寺住職の4人が陶板の除幕を行った後、「紙本著
色尾道絵屏風」の所有者である小林住職が祝辞。
安永の屏風の陶板製作と寄贈の発案者でもある入
船さんが「安永の屏風を陶板にして公開する」意
義と絵図のポイントを解説した。
 安永3年(1774)の作。縦70.4cm、横205cmの
実寸。6曲1隻。市重要文化財。
【紙本着色尾道屏風風】
 江戸中期に書かれたこの絵は、通称「安永の絵
屏風」として知られており、当時の「商港都・尾
道」の様子が詳細に描かれています。東は海龍寺・
浄土寺、西は旧栗原川、南は北前船の帆柱が林立
する尾道水道、北は瑠璃(浄土寺山)・愛宕(西
國寺山)・大宝(千光寺山)の尾道三山までを見
渡すことができます。また市中には、たくさんの
犬達まで登場し、当時の尾道の息吹まで伝わって
きます。東西約2kmの海岸沿いに形成された細長
い尾道の市街地には、港町として栄えて得た膨大
な財力を持つ豪商達の庇護を背景に建立された多
くの寺院を確認でき、「寺の町・尾道」といわれ
る所以を見ることができます。
 当時の様子と描写された多くの内容は精緻であ
り、現在でも「尾道遺跡」の調査の際は参考資料
として生かされ 当時の尾道の街並みを知るうえ
で、歴史的資料として価値が高い屏風です。
 この美術陶板は、世界にも有名な大塚国際美術
館(徳島県鳴門市)の美術陶板と同じ特殊技術で原
寸大に制作され文化財の歴史的価値を真に味あう
ことができます。
 この美術陶板は、所有者である浄土寺様のご協
力のもとに国際ロータリークラプ創設100周年
を記念して、尾道ロータリークラプ、尾道東ロー
タリークラプ様の共催で平成17年4月15日に当館
へ寄贈されました。



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