2005年3月11日(金)
早春風物詩、黒すだれ
 尾道水道でわかめ天日干し
天日干し作業
 尾道水道の早春の風物詩、わかめを干した黒す
だれが風に揺れ、たなびいている。
 天然わかめの採取はまだ夜が明けきらない早朝、
潮の引いた尾道水道、松永湾、岩子島地先、三原
沖で長さ5mにわたる竹の先にくし型に切った竹
片を差し込んだ道具で岩場に群生している、わか
めを上手に巻き上げ、採っている。手慣れた漁師
は漁船を動かしながら、サデでわかめをすくいあ
げている。
 わかめは尾崎漁港の突堤などでロープに吊し、
黒すだれにして2〜3日天日で干し=写真=、生
乾きの状態で芯をとり、更に延の上で天日にあて
る。採った時に比べ、10分の1にまで縮む。
 今年は寒波で例年より1週間ほど成育が遅く、
種つけも少なく、小ぶり。小ぶりだけに大味では
なく、味覚は例年よりよいという。
 有名な鳴門のわかめは灰をふりかけ、水分を吸
収し火力で乾燥。尾道わかめは天然の天日で干し、
わかめ独特の濃い緑色を失わず、見た目にもおお
いに食欲をそそる。
 わかめ漁は早朝の重労働で今ではわずか4〜5
軒の漁師が携わっているだけ。予約注文で400
g、1300円から1500円で販売している。



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