2005年2月17日(木)
映画『男たちの大和』
"大物俳優"含めスケジュール調整
 制作費15億円以上の大作
  呉海事博物館で先行撮影始まる
大和の十分の一模型と監督
 (続報)戦艦大和をめぐる海軍兵士の物語で、
戦後60年の記念作品として尾道(向島)と呉をメ
インロケ地に製作される東映映画『男たちの大和
/YAMATO』の呉での撮影が15日、現在建
設整備中の市海事歴史博物館(大和ミュージアム)
内で始まった。
 呉市が65億円を投じて、石川島播磨重工業の
造船所が見渡せる呉港桟橋そぱに建設している
「大和ミュージアム」が、4月23日にオープンを
控えていることから、実物の10分の1の大きさで
忠実に再現された「大和模型」(全長26m)を使
っての撮影を前倒しして開始したもの。
 船体を囲む形で合成用のグリーンバックが張ら
れ、佐藤純彌監督(72)や大林宣彦監督の尾道三部
作などで撮影監督をつとめた阪本善尚カメラマン
を先頭に、スタッフ約40人が24P方式のハイ
ビジョンカメラでCG(コンピューター・グラフ
ィックス)用の素材を撮り収めていた。同館での
撮影は今週いっぱい続けられる。
 撮影の合間に佐藤監督が記者会見し、「改めて
大和の技術力の高さと大きさ、美しさを実感して
いる。やはりこの技術も大きさも人間抜きでは考
えられない。最も進化した形の巨大戦艦をなぜ生
かし切れなかったのか。当時と現代と平行して描
くことで、今を生きる我々が何かを感じられる作
品にしたい」と自らの空襲体験などを交えながら
製作意欲を語った(=写真)。
 総製作費は15億円以上の大作となり、今年の
話題の1本になることは間違いなさそう。出演者
については、「大物俳優を含め最終のスケジュー
ル調整が行われており」(東映宣伝部)、クラン
クイン前の3月末までに発表される予定。出演者、
スタッフが総て揃っての製作会見は、現在建造中
の尾道水道沿いの巨大オープン・ロケセットで行
われる公算が大きくなっている。
 16日午後には、原作「決定版男たちの大和
(上・下)」(ハルキ文庫刊)の作者、辺見じゅ
んさんの実弟で企画プロデューサーの角川春樹さ
んはじめ東映の役員らが尾道を訪れ、ロケセット
の現場などを見学した。



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