2005年1月7日(金)
春夏秋冬の穏やかさ
 古里の移ろい描き続け
  上野重治さん福屋で風景画展を
作品を前に上野氏
 尾道を描き続ける画家で広島光風会、尾道美術
協会、チャーチル会尾道会員の上野重治さん(67)
が、個展「近作風景画展」を尾道福屋の1階ゲス
トルームで開いている。14日まで。
 昨年描いた作品を中心に、3号から6号の油彩
画と4号の水彩画20点を展示。海岸線の船着き
場と造船所跡のクレーンを配した油彩「尾道水道
快晴」や山手からの町並みを描いた「土堂小学校
初秋」、水彩では「兼吉渡船場」や桜が咲く麗ら
かな「春の浄土寺」など、自身の生まれ育った尾
道の寺社や坂道、海辺などを題材に穏やかな春夏
秋冬のようすを絵筆にのせている。
 中には1980年代後半、まだ日立造船で新造
船の建造が活発に行われ、浄土寺下には渡船が通
っていたころの風景を思い出させる「尾道水道昔
日」(6号)もあり、会場を訪れた女性は「作者
の優しさが伝わり、心安らぐ作品ですね」と感想
を語っていた。
 「季節は華やかな春と秋が好き」という上野さ
んは「尾道に昔からある大切なものと、一方で新
しいものの良さも認めて、これからも変わりゆく
風景を描いていきたい」と話している。
 福屋1階のギャラリーおのみちには作品を常設
展示しており、新春個展は3年目となった。現在、
絵のまち館で第2と第4の金曜日夜、絵画教室を
開いている(問い合わせはTEL 0848-24-1212へ)。



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