2005年1月1日(土)
大林映画支えた美術監督13回忌
 薩谷和夫さん今も心の中に
  《さびしんぼう》の西願寺で
1977年の大林監督と生前の薩谷さん
◎..《HOUSE/ハウス》や《転校生》《時を
かける少女》《さびしんぽう》《ふたり》などの
尾道映画をはじめ、大林宣彦監督の作品で美術監
督をつとめ、「いつかは、大好きな監督と恭子さ
んと一緒に、大好きな尾道で暮らしたい」と言い
ながら1993年、57歳で亡くなった薩谷和夫さ
んの十三回忌法要が、祥月命日となる4日午前11
時から、永眠する吉浦町、臨済宗西願寺(岡田慈
照住職)で営まれる。
◎..東京生まれで東京育ちの薩谷さんは、もとは
東宝映画の美術監督で、大林監督とは《HOUS
E/ハウス》で出会い、《転校生》で独立してか
らは監督・恭子プロデューサーの良きパートナー
として、大林映画を支えた。大半を愛する尾道で
暮らしながら、尾道を知り尽くし、帰省して来る
監督夫妻を「お帰りなさい」と出迎えた。
◎..法要には監督・恭子さんをはじめ、共に映画
を作ってきた仲間が東京からも集い、今も心の中
に生きる薩谷さんを改めて偲ぶ。
◎..尾道の町並みが望める《さびしんぽう》の舞
台、西願寺の墓に眠っており、ロケ地巡りのコー
スになっていることから、故人を知るファンが今
でも多く立ち寄り、いつも供え物が絶えない。
◎..《転校生》以来、スタッフ同士の付き合いを
越えた親交があり、今も毎月の命日には、墓参り
を続けている大道具担当の大田貞男さん(大田
建築設計事務所社長)は「薩谷さんには沢山のこ
とを教えてもらった。仕事には厳しかったですが、
人情のある人でした。もう丸12年、早いですね」
と懐かしんでいる。



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