2005年1月1日(土)
住んで良く、訪れて楽しい町
 瀬戸田町
未来心の丘
平山郁夫美術館
しおまち商店街
 瀬戸田町の町制施行は昭和30年。奈良、平安時
代には荘園となり、江戸時代は塩田が開発され、
代表的な産業となった。耕三寺博物館や平山郁夫
美術館と観光、造船、さらにみかんを主にした柑
橘の県内有数の産地として知られている。
 観光をりードしているのは昭和11年から30年
余りの歳月をかけ作られた耕三寺。5万平方メー
トルの境内に古代から江戸時代までの仏教建築の
粋が20数棟、再現されている。頂上には彫刻家、
杭谷一東氏が手がけた「未来心の丘」がそびえて
いる。イタリア産の大理石が造る5000平方メ
ートルのアース・モニュメントで耕三寺の魅力を
倍増している。
 すぐ近くに日本を代表する画家、平山郁夫美術
館があり、瀬戸田のスケッチ、代表作シルクロー
ドまで本画、スケッチ、素描画が展示され、平山
画伯の原風景が鑑賞できる。
 ベル・カント(イタリア語で「美しい歌」)ホ
ールは客席646席のほどよいスケール。徹底的
に音響にこだわり、日本を代表する室内楽の名ホ
ールとよぱれている。地域の文化活動はもとより
国内外のトップクラスのアーティストを招き、質
の高いコンサートを催している。平山画伯が描い
た「瀬戸田曼陀羅」の緞帳も話題の一つ。
 17基の近代野外彫刻が設置されている「島ごと
美術館」。砂浜や波に洗われる岩礁、神社と島の
あちこちにあり、町民や観光客の目を楽しませて
いる。
 「日本の水浴場88選」に選ぱれ、県内で一番早
く海開きすることで有名なサンセットビーチ。白
砂の浜が800mも続き、目の前にひょっこりひ
ょうたん島が浮かぶ。茜色に染まる夕陽がロマン
チックで毎年、大勢の海水浴客が訪れている。
 巨額な資本投資し柑橘農業の新しい展開を目指
し建設されたシトラスパークは入場者減で無料の
農業公園に転換。各種生涯学習、ボランティア活
動の場として町民に提供している。
 柑橘栽培は盛んで年売り上げは44他円と県内ト
ップ。高品質のみかん、レモンは発祥の地で全国
1の産地。デコポン、はるみなど晩柑類も豊富で
柑橘のデパート。島のあちこちに直売所が設けら
れ、繁盛している。
 内海造船も合理化でサバイバル戦争で生き残っ
ている。
 瀬戸田町が今、取り組んでいる課題は「中心市
街地活性化事業」と「みなとオアシス」。
 市街地活性化事業は7つのプロジェクト事業で
進められている。
 主なものは、まず耕三寺参道に「潮と塩のまち」
ゾーンの形成。海運業や製塩業で栄えた時代の町
並みを古い建物を活用し甦らせようというもので
具体的には潮と塩の館、明治に建てられた旧家堀
内家の一般開放、汐待亭を明治の郵便局に復活。
門前町の修景も各店舗のデザイン、街路を時代に
合わせ、さらに、休憩スペースを設け、観光客の
誘導をはかる。
 1.6kmの「寺と神社」を巡る散歩道。山あいの
円林寺、生口神社、国宝の向上寺三重塔。潮音山
公園、地蔵院など寺社巡りコースを整備していく。
 「平山オープンミュージアム」は海沿いの平山
画伯周辺に絵画サロン、ミュージアムワークショ
ップ、町民アトリエ、落書き道など整備し美術館
とリンクさせていく。
 これら市街地活性化事業の呼び水となるのが国
土交通省中四国で初めて指定を受けた「みなとオ
アシス」。海の玄関口、瀬戸田港に水上マーケッ
ト、シーサイドオープンテラス(レストラン)、
石灯龍親水パーク、旅客ターミナルと地域拠点施
設をして整備していく。
 市街地活性化事業、みなとオアシスとも運営主
体はNPO法人を予定している。
 これまでどちらかと言えば大型バスが乗りつけ、
耕三寺周辺を見て帰る一過性の観光地から、町の
歴史、文化、自然にふれあう観光地へと脱皮する
試みがはじまっている。



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