2005年1月1日(土)
水軍と花とフルーツの島
 因島市
本因坊秀策の生家跡の因島石切神社
 今年3月、尾道市は御調町、向島町と来年1月
には因島市と瀬戸田町と相次ぎ合併、15万都市が
誕生する。御調町と向島町とは絆は深まってきて
いるが島嶼部の因島市、瀬戸田町とは住民交流は
まだ浅い。そこで両市町の街を紹介してみたい。
 因島市の市制施行は昭和28年。柑橘をはじめ花
卉、近年は野菜の栽培が盛んで、古くは村上水軍
の本拠地として栄えたことから「水軍と花とフル
ーツの島」作りをおこなっている。それに碁聖本
因坊秀策の生誕地であることから囲碁を市技に制
定し「囲碁のまち いんのしま」作りに取り組ん
でいる。
 本因坊秀策は昨年11月、囲碁殿堂入りを果たし
た。3月にはナティーク城山で十段戦がおこなわ
れ、これで名人戦、本因坊、棋聖、碁聖、王座、
天元と7大タイトルすべてが因島市で開催、全国
初の快挙となる。
 囲碁の機運は盛り上がり本因坊秀策の生家を復
元、資料館建設計画が持ち上がり、用地選定に入
っている。生家跡の因島石切神社に秀策記念館が
あり数多くの遺品が保存されている。
 南北朝から戦国にかけ海賊衆と呼ぱれ活躍した
村上水軍。小高い丘に因島水軍城が建てられ、鎧
や兜、古文書、水軍船の模型などが展示されてい
る。水軍城としては全国で唯ひとつ、歴史家奈良
本辰也氏が監修し再現された。
 珍しい花、新しい花9万5000本の花木が栽
培され、四季おりおりにイベントが開かれている
フラワーパーク。2〜3年後に県から市に移管さ
れる。
 眺望が素晴らしい霊山、白滝山。五百羅漢、な
ど大小石仏約700体あり、麓には因島公園につ
ながる白滝フラワーラインが走る。
 因島公園にある大浜崎灯台は明治43年に建てら
れた信号所。建物の一部は灯台記念館として貴重
な資料が展示されている。
 産業は造船と農業。日立造船では大型船の建造
が再開。造船の技術の継承、人材育成を目的に
「因島技術センター」を設立している。
 農業は八朔の発祥の地。加工品はっさくゼリー
は年商1億円の売り上げで人気を呼んでいる。野
菜栽培も盛んでキヌサヤエンドウは天皇陛下に献
上、その品質は折り紙つき。スイカ、キャベツ、
近年トマト、ワケギと施設栽培にも力を入れてい
る。

以下は転載責任者撮影
白滝山山頂・五百羅漢からの眺望と村上水軍墓地






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