山陽日日新聞ロゴ 2004年12月1日(水)
古希で画歴は半世紀に
 「藤原融旅スケッチ展」
作品を前に藤原さん
 向島町小歌島、喫茶・檸檬の樹で「藤原融旅ス
ケッチ展」が開かれ、訪れた人の目を楽しませて
いる。20日まで。
 荒川節氏に指導を受け、絵を始めたのが50年前。
今年、70歳の古希を迎えた向東町、光風会会員、
藤原融さんの半世紀にわたる画歴の総決算の個展。
 油絵を中心に描いてきたが3回目の今回の個展
は水彩、顔彩20点を展示。
 「家を改築、物を整理していたら、日立造船に
勤務していた頃、出張先でスケッチした風景画が
出てきて、記憶や想い出を手繰り寄せながら、和
紙に描き起こしてみました」と藤原さん。
 出張先は茨城、京都、大阪、熊本と多岐に亘り、
それぞれ足を伸ばし舞鶴の「青葉山残雪」、日光
の「男体山・女峰山」、奈良の「吉野千本桜」、
熊本の「阿蘇ネコ岳」、それに60歳の還暦の祝い
に夫婦で旅した北海道の中央の「銀河の滝」など
明るい色彩の風景画が見る人の共感を呼んでいた。
場所はこちらの「れ」

転載責任者メモ:山も緑ではなく、小林和作を思わせるような
        色とりどりの彩色で、それを明るく、若々しい
        タッチで仕上げていて、とても優しい気持ちになれる
        絵だと思いました。


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