山陽日日新聞ロゴ 2004年11月7日(日)
光の帯
 ろうそくの灯り温かく
  旧市街地の七か寺参道や境内で
浄土寺石段の灯り
並べるボランティアメンバー
 もともとは、大林宣彦監督の映画《なごり雪》のロ
ケ地、大分県臼杵市との交流のなかで、尾道大林映画
研究会のメンバーが同市の祭り「竹宵」をヒントに3
年ほど前から個人的に始めた「ろうそくの灯り」活動。
その後、尾道大学の美術学生が主体になって長江地区
の寺社での夏イベントに広がり、さらに今回旧市街地
の七か寺や駅前広場を舞台に「灯りまつり」として5
日と6日の夜、1万2千個のろうそくの炎が尾道の町
を静かに彩った。
 広島県大型観光キャンペーンのプレイベントとして、
尾道商工会議所が中心になって今回初めて実施した。
舞台は、宗派を超えて14日まで「七佛めぐりと寺宝
展」を行っている持光寺、天寧寺、千光寺、大山寺
(御袖天満宮)、西國寺、浄土寺、海龍寺の7寺で、
境内や参道に沿って旧市街地の土堂小と長江小、久保
小の3小学校の児童が絵を描いたり、観光客や檀家が
奉納した紙灯龍を並べて演出。駅前の芝生広場には合
わせて5千個、久保新開にも百個の光が輝いた。
 会議所はじめ市観光文化課、観光協会の職員、町内
会、寺、檀家、尾道大学の学生など多くのポランティ
アがそれぞれの持ち場で早くから準備。午後5時を過
ぎて暗くなりかけると、それぞれ4百から2千百個の
灯範にライターで炎が灯された。間もなく参道の石段
や三山に通じる坂道はほのかに明るい「光の帯」が出
来上がり、見学者は温かな情景を楽しんでいた。親子
で見に来た子供たちは「凄いきれいじゃねえ!」とは
しゃいでいた。
 千光寺道には急な石段の中央や両端に灯龍が置かれ、
民家の明かりも合わさって、他にはない雰囲気を創っ
ていた。
 市内外から多くのアマチュアカメラマンも訪れ、3
脚を構えて撮影ポイントを回っていた。



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