山陽日日新聞ロゴ 2004年11月6日(土)
和作忌と漫画出版の祝い
 6年の労作完成を共に喜ぶ
挨拶をする協二じさん和作忌の様子 かわぐちかいじさん
 尾道市名誉市民小林和作の祥月命日にあたる4日、
菩提寺の西久保町、西国寺(麻生章雄住職)で恒例
の和作忌が営まれ、画伯の人柄を偲ぶ60人の参会
者があった。
 麻生住職の読経の中、石田克彦和作忌協賛会長ら
が線香を手向け(写真上)、筆塚に手を合わせて在
りし日の師恩に想いを馳せた。
 続いて、偲ぶ会が開かれ石田会長の挨拶に続いて、
漫画家のかわぐちかいじさんと劇作家高橋玄洋さん
が講話した。
 かいじさんは、双子の兄弟の弟協治さんが「小林
和作伝 花を見るかな」の漫画本を出版した縁によ
るもので、「弟の絵は温かい、ぬくもりがあるが、
これは和作先生はじめ周りの皆さんの人柄
によるもの」と述べた。
 漫画の原作「評伝小林和作 花を..」を執筆した
玄洋さんは、自身がはじめてかいじさんの仕事場を
訪れた時の話などを披露し、同寺に眠る同じく名誉
市民の山口玄洞翁が京都のゆかりの寺などで″風化″
していると危機感を話した。
 続いて、午後6時半から尾道国際ホテルで、かわ
ぐちきょうじさんの出版祝賀パーティが開かれ、
200人を越える出席者が協治さんの6年近い努力
と傑作の完成を祝った。
 石田会長は「日本一の漫画が出来た」と喜び、兄
かいじさんは「弟にはこれで終わりにしてほしい」
と最大級の賛辞を述べた。
 玄洋さんに続いて亀田市長は「和作先生と小野先
生の2人が存命なら、小野先生がチャーチル会用に
20冊といえば、和作先生が全部買って市民に配ると
いう2人の会話が聞こえてきそうだ」と述べた。
 協治さんは、祝宴に出席した「かわぐちかいじ事
務所」のスタッフ全員九人に感謝を述べた後、「各
紙があの沈黙の艦隊のかわぐちかいじの双子兄弟の
弟が出版という扱いの中で、地元のサンニチだけが
『かわぐちきょうじ 漫画で後世に残す偉業』と書
いてくれた」と話し笑いを誘っていた。



ニュース・メニューへ戻る