山陽日日新聞ロゴ 2004年11月5日(金)
守る会がボランティアでガイド
 吉原家住宅を一般公開
  初日、町内外から32人が見学
テープカットの様子
 江戸時代初期に建てられ、農家では日本最古、国
の重要文化財に指定されている向島町江奥、吉原家
住宅(吉原久司当主)の主屋と防災工事が完了。3
日から一般に公開された。
 同日午前9時40分からオープニングセレモニーが
おこなわれ、はじめに新田賢慈町長が「ボランティ
ア組織の吉原家を守る会にお世話いただき、感謝し
ている。5月後に合併が迫っているが、町の文化遺
産としてPRしていきたい」と挨拶。
 吉原当主は「守る会の人達の協力でやっと一般公
開に漕ぎ着けることができた」と感無量の面持
ち。
 重要文化財吉原住宅を守る会会長の吉原照明・町
文化財保護委員長は「工事は何年もかかり、一般公
開までやってこれたのに感激。これからも吉原住宅
の保護、保全に尽力していきたい」と話していた。
 国の登録文化財で主屋と並行して改修された表長
屋門前で上記3氏と林原勝彦教育長がテープカット
した=写真=。
 初日、町内外から32人の見学者が訪れ、藤田久登
文化財保護委員らがガイドをつとめていた。
 町内の70代の現役の大工。1時間半余り、吉原家
の内部をじっくり見て回っていた。「昔の家の造り
がどうなっていたか知りたかった」と語っていた。
 3世紀半ぶりに平成の大修理を終えた吉原家。
江戸初期の姿を彷彿させる主屋を復元したあと、
地下に50トンの貯水槽とその上にポンプ室、それ
に敷地内に3基の放水銃を設置した。
 主屋と防災工事と合わせ総事業費は2億800
0万円。



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