山陽日日新聞ロゴ 2004年8月11日(水)
岩子島厳島神社管絃祭に1000人
 幻想的な"平安絵巻"
  提灯がゆらめき、優雅な調べ
提灯いっぱいの船
 「岩子島厳島神社管絃祭」(向島町指定文化財)
が8日夜催され、岩子島海水浴場沖合に御座船の
提灯がゆらめき、幽玄な調べが海上に響き、ゆっ
たりとした平安絵巻が繰り広げられた。
 岩子島民俗文化保存会(三阪博幸会長)主催で
復活して8年目、祭りは定着し町内外から約100
0人が見物に訪れていた。
 午後6時すぎ、西の筆影山の山の端に夕陽が沈
みかける頃、松明を焚いた、さいとう木船を先頭
に、大提灯をつけた御神体の天秤を安置した御座
船。それに伴走船2隻が真っ赤な大鳥居前を出発。
塩釜神社沖合の尾道水道を御座船がゆっくりと旋
回していた。
 大谷博章大組長らが鯨島に上陸。″海の守り神
″、鯨島神社にお神酒を供え、海運の隆盛を祈っ
た。
 夜の帳がおり、あたりが暗闇につつまれると鯨
島から御座船など4隻が岩子島海水浴場に戻り、
鉦、太鼓、笛による「チヤンギリ」、「笙の笛」
など神楽の調べにの句、大鳥居前の海面をゆっく
り3回、円を描くようにまわる″平安絵巻″。4
隻の提灯船の競演で水面に灯がゆらめく幻想的シ
ルエットに海岸の観客席から歓声があがっていた。
 大鳥居前に御座船がつくと児玉道隆・東富厳島
神社宮司が出迎えの神事を執り行なった。
 御神体の天秤が陸にあがるとリズミカルな天び
ん太鼓の演奏にあおられ、岩子島民俗文化保存会
と岩子島子ども会が四方の縄を引っ張り合い、勇
壮に厳島神社社殿をまわり、天秤を再び御座船に
乗せ、管弦の演奏にのり、ゆったりと海上を巡幸
した。
 台風10号で1週間、順延、真向かいの三原沖で
は花火が打ち上げられ、管絃祭に華を添えていた。
場所はこちらの「寺社」の「い」



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