山陽日日新聞ロゴ 2004年7月18日(日)
尾道が10位に入る
日本経済新聞「何でもランキング」
 夫婦で歩く歴史的町並み
 「町そのものを楽しめる」という評価
 日本経済新聞は[何でもランキング」の「夫婦
で歩く歴史的町並み」ベスト10を7月10日付け同
紙上で発表。ここでも尾道が長崎や小樽などを押
さえて10位でベストテン入りを果たしている。
 〜中略〜(ランキング一覧)
 同紙は″総評″として(1)城下町▽(2)観光名
所を見て回るというよりも町そのものを楽しむ
(注=都市観光の概念)ところが多い−としてお
り、その典型が沖縄県の竹富町の意外性としてい
る。
 そして、来尾講演したことがある日本政策投資
銀行の藻谷浩介参事役の「竹富島と鎌倉はゆっく
り滞在したいところという点で共通する。尾道は
大人がゆっくり散策して間が持つ町と称賛する」
と紹介している。
 尾道の寸評は「800年の歴史を持つ港町。海
峡を見下ろせる町は世界でも珍しい。映画人にも
愛される」となっている。
 同12位にお隣の鞆が顔を出しているのが珍し
く、ようやく鞘にも光が当たり始めたと喜べるも
のの「京都祇園や函館のマンション開発同様に、
鞆も新たな開発(架橋)問題が起きている」と警
鐘を発している。
 10位ギリギリで、一見淋しい感じがするが、
15位に長崎、小樽が湯布院と同じ20位という
順位をみると、その評価が分かる。
 全国の123か所の中から、著名な学者、編集
者ら10人による投票で選んでいる。
 本紙でも再々指摘しているように『歩く』とい
うのがテーマになっていることに注目してほしい。

3つともベスト10。尾道だけ
  キーワードは『港町と映画』
 「訪ねてみたい小京都」では堂々の3位。平成
15年4月26日付け。
 「女性が訪ねてみたい港町」(平成15年6月7
日)では、7位に入っている。
 この3つのランキングのベスト10に、3つとも
入っているのは我が尾道だけというのが、何とも
嬉しいのではなかろうか。
 「小京都編・・では」尾道を「千光寺など寺院
が多い瀬戸内の港町。しまなみ海道の玄関口。映
画のロケ地としても知られる」と表現。
 「女性が・・港町」では「江戸時代の内海航路
の拠点として栄える。戦火を逃れた古い町並みと
文学・映画の舞台で有名」としている。
 この3つに共通しているのは『港町』と『映画』
であることが、尾道人が尾道を知る(他からどう
見られているか)上で重要といってよい。



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