山陽日日新聞ロゴ 2004年6月24日(木)
大林宣彦監督
町の印象「まるでおもちゃ箱のよう・・・」
 『カンシオンin 尾道』撮影
  山の手舞台にミュージックVを
スタッフと打ち合わせる監督

CANCIONの2人と監督
◎・・映画作家の大林宣彦監督(66)が先週末から、
若手ミュージシャンのプロモーションビデオを古里
尾道で撮影した。東京からのスタッフが12人で少
人数のため、尾道大学の学生や市民スタッフが参加、
尾道市観光文化課、尾道観光協会、向島町観光協会
などが協力した。
◎・・4月にメジャーデビューしたばかりの若手ミ
ュージシャン「CANCION」(カンシオン)の
8月初めに発売される2枚目のシングルCD『嘘つ
き』のミュージックビデオで、一人の少女をめぐっ
て男同士の友情から新しい唄が生まれるという尾道
を舞台にしたショートストーリーの撮影台本を監督
が執筆。
◎・・これまでの尾道映画の舞台となった千光寺山
南斜面を中心に、長江一丁目の大藤邸、立花海岸、
福本渡船、艮神社、浄土寺山、尾道大橋下などで撮
影。CANCIONの古谷智志さん(23)と繁本穣
さん(22)はアコースティックギターを手に、青空
のもと軽快なメロディーに乗って、山の手の坂道を
駆け抜けた。
◎・・今回はカメラマンの三本木久城さん(33)ら
若いスタッフを中心に編成、短パンにスニーカー姿
の監督の「よーい、スタート」という元気な声が山
の手に響いた。「20代の頃のように、久々に尾道
の坂をよく歩き回りました」と話し、メインヴォー
カルの古谷さんは「尾道はまるでおもちゃ箱のよう
ですね」とアーティストらしい町の印象を語ってい
た。
◎・・作品はこれから監督によって編集され、間も
なくのCD発売に合わせてインターネット上などで
放映される。
CANCION公式ページ

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