山陽日日新聞ロゴ 2004年5月26日(水)
生口島最高峰観音山に
 向島歩こう会 新緑の深い森を散策
森の中を歩くメンバー
 向島町歩こう会(藤田久登会長)は23目、68人が生口
島の最高峰「観音山」、別名火の瀧観音山に登った。
 瀬戸田町サンセットビーチまで貸し切りバスや自動車
で行き、観音山(標高472m)まで往復10qを散策し
た。
 みかん畑の道から深い森の道になり、緑に包まれた清
浄な空気を深呼吸。あけびの蔓が下がり、くぬぎの新芽
がゆれ、時折木漏れ日が射す登山路。「いいですね、こ
の雰囲気」と称賛。また至る処に猪が土を掘ってミミズ
を探した痕跡が見受けられた。
 頂上近くには立派な火の瀧観音堂があり、ご本尊の如
意輪観音が祀ってあり、神妙に手を合わせていた。
 頂上には400kgの大釣鐘があって、藤田会長から
「この梵鐘をどうやって、山頂まで引き上げたでしょう」
の質問にワイヤーロープを使った。ヘリコプターを使っ
た、山頂で鋳造したと諸説が出たが「東側の山にブルド
ーザーの道を付け運んだ」との説明があった。
 眼下に伯方島や大三島が見え、藤田会長から島の由来
など説明をうけていた。
 江奥、太田さんは「472mの山はちょっと無理かな
と思いましたが、藤田会長の亀のように登りましょうと
いう言葉に押されきました。新緑やキレイな空気を吸い、
ちょっと汗もかき満足度100%でした」と感想をのべ
ていた。



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