山陽日日新聞ロゴ 2004年5月18日(火)
大林監督 古里で身支度し皇居へ 
タキシード姿の大林監督
◎..「心も、装いも古里尾道で整えて行って来ます−」。
春の褒章で紫綬褒章を受章した尾道出身の映画作家、
大林宣彦監督が週明け、17日開かれた皇居での授章
式に恭子夫人と出席した。
◎..1980年撮影の尾道映画《転校生》の年に誕生
し、娘同然に成長を見守ってきた知人の結婚式に出る
ため先週末、一時帰郷。新緑が眩しい艮神社の大楠の
もとで尾道の若者の門出を祝った後、自らの身支度を
−。
◎..門田町の貸衣装店「ひし菊」でモーニングコート
を衣装合わせし(=写真)、続いて長年通う「まなぶ
美容室」(荒神堂)で、監督のトレードマークの1つ
と言える頭髪を整えた。「東京ならいくらでも気に入
ったお店が有りそうなものだが・・」と尾道に暮らす
者としてはちょっと不思議にも思えたのだが、「東京
ではなかなか時間が作れなくて・・」とはにかむ恭子
夫人。
◎..今回の受章について監督は、連載日記『日日世は
好日』387(本紙16日付け)でも語っているように、
その全ての出発がここ『尾道』であったということだ
ろう。尾道映画の撮影では必ず、艮神社へのお参りか
らスタートしてきた。だから今回も「尾道の空気を吸
って気持ちを整えて、尾道で身支度して、そして尾道
から授章式に出向きたかったのかな?」と勝手に解し
た。やっぱり監督は『尾道の人』であるということだ。
                (記者・幾野傅)



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