山陽日日新聞ロゴ 2004年5月8日(土)
初夏 白いじゅうたんの丘
 千光寺山美術館南側で除虫菊可憐に
 尾道の町並みと尾道水道が見渡せる千光寺山、
尾道市立美術館下の畑で除虫菊が、可憐な白い花
を咲かせて初夏の風にそよいでいる(=写真)。
 除虫菊はかつて、蚊取り線香の主原料として瀬
戸内海の島々で栽培されていたが、化学薬品に取
って代わられた40年ほど前に姿を消し、現在は
千光寺山と因島で観光向けに育てられている。
 殺虫剤メーカーの大手、KINCHO(社名=
大日本除虫菊、本社=大阪市)が、会社創業のシ
ンポルとして花の継承と歴史保存、観光資源の役
割を目的に、尾道市と協力して約3アールの南斜
面で栽培を続けているもの。
 間もなく満開になると、『白いじゆうたんの丘』
と呼ばれる光景が繰り広げられる。尾道散策204選
にも選ぱれている尾道初夏の風景のひとつ。尾道
市の用地を活用して、大日本除虫菊が栽培を管理
しており、先日畑に沿った散策道の整備が終わっ
ている。
 8日には、日本での除虫菊栽培の生みの親、上
山英一郎氏(KINCHO創業者)を祀る向島亀
森八幡宮内の除虫菊神社で、例祭が行われる。



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