山陽日日新聞ロゴ 2004年4月28日(水)
大林宣彦監督に紫綬褒章
 古里映画の功績と将来への励まし
大林宣彦監督
 地方自治や福祉、産業、芸術など様々な分野で
長年仕事に打ち込み、社会の模範となる人に授与
される「春の褒章」の受章者が28日付けで発表
され、尾道出身の映画作家、大林宣彦監督(66)
に、芸術文化功績で紫綬褒章が贈られることにな
った。
 大林監督については今さらながらここで詳しく
記すまでもないが、幼少時に東土堂町の実家の納
屋で映画と出会ったのが始まりで、学生時代から
8mmフィルムによる個人映画を製作し発表、2千
本のテレビコマーシャルを手掛ける。社員外の監
督が初めて作ることになった東宝映画《HOUS
E》で商業映画界にデビューし、その後も個人映
画と商業映画との接点を探りながら古里映画を作
り続ける。80年代の尾道三部作といわれる《転
校生》《時をかける少女》《さびしんぽう》、90
年代の新三部作《ふたり》《あした》、そして99
年公開の《あの、夏の日〜とんでろじいちゃん》
から5年、次なる尾道映画の製作が待たれている。
 昨年春には、半世紀近くに亘って共に映画を作
っているプロデューサーで夫人の大林恭子さんが
「藤本賞・特別賞」を、続いて秋には監督が、そ
れまでの執筆活動に対して「日本文芸大賞・特別
賞」を受賞するなど、映画製作と執筆活動を称える
表彰が相次いでおり、今回の紫綬褒章に繋がった
と思われる。
 2001年6月から現在まで続く、本紙への連
載日記『日日世は好日』は、すでに386回を数
えている。
 来月17日、如水会館(東京都千代田区)で開
かれる授与式には、夫妻で出席する。

この記事に添えて、大林監督から尾道市民に対しての
「感謝を籠めての報告」メッセージが載っていました。



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