山陽日日新聞ロゴ 2004年4月17日(土)
「ぼたん」早くも見頃に
 25日茶会の慈観寺と天寧寺で
牡丹を見ながら散策
○・・ソメイヨシノの花が散り、初夏を思わせる陽
気が続いているなか、『牡丹寺』の異名をもつ長江
一丁目、時宗慈観寺と千光寺山ロープウェイをはさ
んだ東土堂町、曹洞宗天寧寺で、例年より早く牡丹
の花が咲き、市民や観光客を楽しませている。両寺
の牡丹はともに、「尾道散策204選」にも選ぱれ、
ガイドマップに紹介されている。
○・・先々代の住職から丹精込めて育てられ、一時
期花勢が衰えたこともあったが復活、十種類の約二
百株が植えられた慈観寺では、本堂前などに紫系の
花王が早くも満開になっている。
○・・一方、名物のしだれ桜が散った天寧寺では、
先代から受け継ぐ赤や白、紫系などの三十種類、約
三百本の牡丹が順番に花を開いており、来週末まで
見頃が続きそう(=写真)。そっと立てられた赤い
和傘が雰囲気を増しており、小形元信住職は「牡丹
の花は日が強すぎると萎みますので、比較的午前中
がきれいです」と話している。
○・・二十五日(日)には両寺で、茶道裏千家淡交
会尾道支部の青年部による三十回目の「ぽたん茶会」
が開かれる。



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