2004年3月11日(木) 天然ワカメ天日干し 尾道水道 早春風物詩の黒すだれ |
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今や、尾道水道早春の風物詩として定着したワカメ を干した″黒すだれ″が尾崎漁港で風に揺れ、たなび いている。 天然ワカメは夜が明けはじめ、寒さが身に染みる早 朝5時半頃、潮のひいた尾道水道、松永湾、浦崎漁港 先など長さ5mにわたる竹の先にくし形に切った竹片 を差し込んだ道具で岩場に群生しているワカメを上手 に巻き上げ、採っている。 手慣れた漁師は漁船を動かしながら、サデでワカメ をすくいあげている。 採取した天然ワカメは黒すだれにして2〜3日、天 日で干し、生乾きの状態で芯をとり、また筵のうえで 天日干し、今の状態からして10分の1にまで縮む。 今年はワカメの種つきが少ないうえ、水温も低く、 生育が遅れ、まだ採りはじめで4月中旬まで、ワカメ 漁は続く。 養殖ワカメも今年は量が少なく、小太りだという。 有名な鳴門ワカメは灰をふりかけ、水分を吸収し火 力で乾燥。それに比べ尾道ワカメは天日で干し、ワカ メ独特の濃い緑色を失わず、見た目にも食欲をそそる。 |
転載責任者メモ:人・ワカメ・尾道水道・新尾道大橋。良い写真ですね。