山陽日日新聞ロゴ 2004年3月4日(木)
ロケーションを堪能
 向島歩こう会 岩子島の東岩岳に登山
山道を歩く
 向島歩こう会(藤田久登会長)は29日、岩子島の
東岩岳(標高118m)に登り、郷土再発見の歩きを
楽しんだ。
 真っ赤な向島大橋の下に69人が集合。夜来の雨も止
み、風もなく絶妙の歩き日和になった。
 藤田会長が岩子島はかって否支持島→鰯島と呼ぱれ
ていたことを説明。
 精錬所跡、鶏岩、だんご岩を経て毘沙郷から阿弥陀
寺への尾根では歴史の道「町行きの道」を通った。
 構造改善センターから急坂と奇岩の間を縫うような
登山道。このルートは10年来、荒れて通れなかったが
会員で町議、川口建三さん達が鋸、鎌で整備し、昔の
道を復元。その労苦に皆んな感謝しながら登った。
 東岩岳頂上から真下に見える船越新開は明治初年、
久山田町の茂石衛門が私財を投じて干拓。ゆるぎ岩、
また中世の頃から往来が頻繁だった尾道水道、御幸瀬
戸の景色を堪能していた。
 帰りは30mの特性ロープを伝ったり、断崖を立木に
頼り下るなどスリル満点。
 川尻、木曽さんは「東岩岳に初めて登った。あんな
に景色がよいとはびっくりしました」と感想をのべて
いた。

転載責任者メモ:岩子島を「いわしじま」と読むのは、元々「鰯島」だったから
        ということなのでしょうか。納得です。


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