山陽日日新聞ロゴ 2004年1月21日(水)
貴重品
 70年前の尾道「年中行事」
  久保小学校が発行の「冊子」に
 「日本文化」が古来のまま色濃く残っていたと思われる
戦前の昭和11年に、尾道で発刊された「尾道市久保尋常
高等小学校」という題名の冊子(というよりも134ペー
ジの立派な本)に、「年中行事」という項目があり、約70
年前の尾道の年中行事を、当時としては『当たり前』のこ
となので簡単に紹介している。
 しかし、今となっては貴重な「生活習慣」となっている
ので、文化財新聞で「1月のこよみ」が掲載されたのに合
わせて順次、これをほぽ原文のまま転載する。
【正月】主として新正月を祝うが近隣町村が未だ舊正月を
主に祝うので舊正月を祝う習慣も残っている。
【門飾】松飾、注連縄の儀式は旧正月に行われる。
【初詣】一日未明より氏神様に参拝する。また恵方詣の習
慣も残っている。
【四方拝】一日各学校では四方拝の式をする。
【新年互礼会】一日一堂に会して聖寿を寿ぎ新年の互礼を
して年始巡りを略すが、特別の家は年始巡りも行われてい
る。
【初売】二日早朝から商品を得意先へ売り歩く。この風習
は次第に衰えて昔日の感はほとんどない。
【初風呂】一日は風呂へ入らぬ習慣で二日に早朝より入浴
する。
【書初】二日新年初めての書方である。
【春駒】舊正月松の内の間、春駒を歌いながら各家を巡る。
【消防出初式】四日未明、防地グランドで行い、模擬火災
等もある。
【注連ぱやし】十四日正月の飾り物を集めて焼き払う。
【初観音】十七、八日で舊暦による、浄土寺観音様のお祭
で、市外からの参詣人も多く、特に十七日夜が最も賑わう。
稚児行列、見世物、其他種々の興行もある。
【一日正月】舊二月一日、この日一日の正月という意味で
各家餅をついて祝う。(以下、順次掲載する)。

転載責任者メモ:これは全国の方に読んでいただいて、比べ合うのも
        面白いですね。


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