山陽日日新聞ロゴ 2004年1月20日(火)
半左衛門顕彰会
 三木翁の思い受け継ぐ
  功績称え、尾道観光の発信に力を
読経と墓所参り
 千光寺公園の基礎を築いた尾道市名誉市民、三木半左衛
門(1838〜1912年)の92回目となる命日(23
日)を前に、市民が設立した「三木半左衛門翁顕彰会」
(島居勝会長)は18日午前、菩提寺の東土堂町、千光寺
(多田義信住職)で命日法要を営んだ。
 入船裕二・市文化財保護委員、山中善和市議、画家の上
野重治さんら30人が参列し、持佛堂(客殿)で多田住職
と真祥副住職が読経するなか焼香(=写真上)。
 島居会長が「顕彰会は3年目を迎えて、どういう方向性
で進めていくのかを先日、役員で話した。三木翁の偉業を
称えるだけで終わらせずに、翁の考えを広めていくことが
大切ということになった。つまり観光尾道の良さを広く知
らせるために、いかに発信するか。文人墨客だけでなく、
一般大衆に尾道の観光を知らせるのが翁の熱い思いだった
はず。そういう観光尾道を発信している方達の話しを聞い
て、手伝いをしていきたい」とあいさつ。
 翁を研究、顕彰会の立ち上げから尽力する樫本慶彦さん
は半左衛門の孫三木幸子さんと、ひい孫池辺真理子さんか
らのメッセージを代読し、「来年からは曜日に関わらずに、
1月23日の命日当日に法要をやっていきたい」と話した。
 尾道市が推進、携帯電話で観光案内情報を取り出せる
「尾道ケータイ観光ナビシステム」の運営委員長、徳永修
さん(NPO法人プラットフオーム・おのみち代表)が講
演。「システムが充実したら、町から看板が消えることに
なったり、利用料を押さえて音声でも情報を聞けるように
したり、と今後の展開が楽しみ。観光の窓口として、誰で
も使える道具になってほしい」と高齢者が大半の参列者に
語った。
 墓所に参拝し(=写真下)、尾道水道が見渡せる旧公園
内に昨年、顕彰会が13万円で設置した銘板の披露を行っ
た。
 三木半左衛門は阿波国(徳島県三好郡)に生まれ、呉服
商と両替問屋を開業。販路先だった尾道土堂に移り住み、
書籍商三木文明堂を営む。一方、千光寺山からの景観を活
かして町の人々の憩いの場を作ろうと、当時の町役人らを
動かし、寄付金を集めて1894年、千光寺公園の前身
「尾道共楽遊園地」の工事に着手。公園の造成や山麓から
の登山道など難工事の末、1902年に完成し、市に寄付
した。68年に名誉市民に選定された。



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