山陽日日新聞ロゴ 2004年1月16日(金)
『東京から西へ』
尾道市東京事務所・開所記念交流会(上)
 亀田市長「商業ベースで活用を」
  藤田知事「東京で輪(和)を広げてほしい」
西山喜久恵アナ、石鍋裕シェフ、高橋玄洋、かわぐちかいじ、福島瑞穂ら各氏 亀田市長、藤田知事
写真家の松本徳彦氏
 「いい日旅立ち・西へ」のニューバージョンは谷村新司が
尾道を意識したものといわれる今日、参勤交代(陳情政治)
の江戸屋敷ではない新時代を意識した尾道市東京事務所(森
本恭弘所長)が14日、東京駅八重洲北口から左折、三つ目
のビル第一鉄鋼ビルディング五階五二九号(03-5288-5572)
に店開きした。
 午前11時から帝国ホテル舞の間で、開所記念交流会が開
かれ、在京の地元出身者と尾道勢の50人が出席し、旧交を
温めながら東京事務所の旅立ちを祝福した。
 中澤千夏職員の司会で、亀田市長が挨拶。この事務所は自
治体に許される範囲でコマーシャルベースに使いたい。尾道
出身者が東京周辺に随分多いので、この方々のサロンにも使
ってほしい。そして、この方達に尾道の宣伝をもっともっと
してほしいという下心がある。東京圏から中国地方へという
観光客が少ないので、JR西日本の社長も今春から「しまな
み」などに力を入れると言ってくれており、皆さん方に何ん
の(事前の)連絡・相談もなしにやっているが、憩いの場と
しても活用して頂いて、大いにPRに力を貸してほしいとお
願いした。
 藤田雄山県知事は、広島市は原爆で消失し、福山も新しい
都市。県下にあって、尾道市は歴史・文化等で拠点であり際
立った存在。その尾道市が県内各市の行政情報サービス収集
(目的)型でない、ビジネスベースの東京事務所を開所した
ことは、市民の期待に通じることで素晴らしい。「この新し
い使命を持った事務所を皆さん方が積極的に活用して大いに
尾道を、広島県をPRして頂くと同時に、人の輪(和)をど
んどん拡げていっていただければ・・」と知事としての期待
感を述べた。
 乾杯の発声でINBコーポレーションの石鍋裕代表(オー
ナーシェフ)が、尾道という町がどんどん開かれていく。こ
の事務所によって、東京と尾道がどんどん近づいている。市
長がこの大きな流れをつくっていっているのを傍から強く感
じている。小泉総理が観光ニッポンのCMを英語でやってい
るが、これに相通じるものがあると述べた。
 懇親会に入り、午後1時までの2時間、順次出席者がスピ
ーチをした(東京事務所等関連は明日報道)。

次なる『決意』を披露
 かわぐちかいじ、仁井谷さんら


 退席時間の都合で、フジテレビの西山喜久恵アナがトップ
バッター。テレビで日本への入込み観光客がブラジルの次の
34番目と低いのに驚いた。日本がこれから観光(立国)に
力を入れていく時代に、尾道はリピーター観光地として自慢
でき、私も公共電波ではあるが、機会を捉えて故郷のPRを
していきたいと愛嬌溢れるスピーチで会場を盛り上げた。
 劇作家の高橋玄洋氏は、日本文芸家協会の集まりでは鷹羽
狩行氏の俳句話が始まると止まらないので、その前に私が尾
道の話を出すことにしている。帯広と秩父でまちおこしに関
わっているが、秩父では市長を囲んで東京で「秩父を知る会」
を開いている。このサロンを活用して、尾道の情報を我々に
も大いに与えてくださいとお願いした。
 写真家の松本徳彦氏は人・景色・魚と三拍子揃った町はそ
んなにない。全国のアマチュアの写真家が「尾道のように地
元の人が声を掛けてくれる町は他にない」と言ってくれる。
尾道には他にない和(なご)みがあり、これが私にとっても
誇り。絵のまちに続いて写真のまち尾道四季展が始まり、全
国から1160点の応募があり、2月29日から美術館での
展示が始まるが写真にはリピーターがあると述べ、写真家と
して故郷に関われる喜びを語った。
 森本所長(明日報道)に続いて本保芳明日本郵政公社理事
(遅れて出席)が自らと尾道との関わりに触れた後、どうい
う事務所になるのか?正直、色々と考えあぐねていたが、ど
うやら市長には秘策があったようだ。市の経営のため何をや
るのか、それが明確であり、これでは尾道はますます発展す
る。そして石鍋さんまで取り込んでしまい、尾道の応援団が
あんまり増えるとこれからどういうことになるか。尾道だけ
というよりも広島全体が栄えるよう、皆さんのご支援をお願
いすると述べた。
 因島出身の河野博式日鉱金属相談役が、在京人の集いやそ
こでの話題を披露した後、具体的に半歩でも一歩でも前進す
るよう、真剣かつ積極的にお手伝いしたいと決意を語った。
 漫画家のかわぐちかいじ氏は、土地に根差した(ご当地も
の)漫画のヒット作品もあるが、自分の漫画は男の激しい、
波乱万丈の物語が多く、この激しさ・波乱万丈の舞台に尾道
は余りにも温和で穏やか、綺麗で美しく舞台になりにくかっ
た。
 尾道を離れて33年、漫画家となって30年。随分と尾道
に肩身の狭い思いをこれまでしてきたので、今の連載が済め
ば今度はなんとかして尾道を舞台にしたものを描き、大ヒッ
トとはいかなくても、堂々と尾道に帰れるよう頑張る決心を
したので期待して頂きたいと話し、拍手喝采を浴びた。
 作詞家の仁井谷俊也氏は、「尾道水道」で水森かおりと一
緒に市長を訪ね、クルージングをしたり、ケープルテレビの
協力を得たりしたノウハウが次の「鳥取砂丘」のヒットと水
森の紅白出場につながり、貴重な体験をさせてもらったこと
に感謝しているとお礼。今後も機会を捉えて、尾道・しまな
みのため微力を尽くしたいと話した。
 仁井谷さんは次のターゲットは竹原(演歌が似合う)とも
話していた。
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