山陽日日新聞ロゴ 2004年1月1日(木)
構想から6年、「金座街」今春生まれ変わる
 名称は『尾道通り』(旧本陣・石畳地区)に
  新商店街に早くも出店希望2店
完成予想図 石畳
街灯
 尾道市本通りの「金座街」が今年春、新しく生まれ変わる。
通りを石畳にし、アーケードや照明など町並み景観に配慮を
施す。中心市街地活性化事業(TMO)の認可を受けて、市
行政の協力のもと6年越しの構想を実現させることになり、
合わせて金座街の名称も『尾道通り』(旧本陣・石畳地区)
に変わり、名実ともに新しいスタートを切る。
 尾道商工会議所と尾道金座街商店街振興組合(見永芳樹理
事長)の共同事業で、江戸時代には本陣(笠岡屋)があり、
町の中心部として栄えた家並み、旧石屋町や小路など歴史的
な雰囲気があることから、文化的な景観再生を目標に計画さ
れた。
 事業区間は、長江口に接する交差点口から旧石屋町通りま
での223.7m(道幅7.2〜8m)。これまでアスファ
ルト舗装だった街路を43×80mの大判(厚さ6cm)の御
影石で石張りにする。
 アーケードのある部分(124m)については、屋根は光
線の透過性が高く、且つ紫外線をカットして各店頭の商品に
影響を与えないポリ力ポネート材で葺き直す。柱や梁などは
現在の骨組みを補強し錆にくい塗料で再塗装、電線などとと
もに美観に気を配る。 照明は、現在のものを全て撤去して、
新たにランプ風の器具に付け替える。アーケード内は構造柱
を利用して一灯型を30基、アーケード外は新たな照明柱を
立てて、2灯型を17基設置する。結果的に、これまで照明
が少なくとても暗かった夜間のアーケード外が、アーケード
内の明るさに近付くことになるという。
 東西の街路に対して南北の小路(小川小路、橋本小路、水
尾町小路、石屋町小路など)ごとに路地案内灯を新設する。
事業を前に、市は同街路の下水道の敷設を終えている。
 通りの大きな改修工事は1964年に金座街を発足させて以来
初めてのこと。98年から地道に構想を立てて、事業を中心的
に推進してきた組合常務理事、高垣孝久さん(アクセ取締役
部長)は「組合員、非組合員ともに全員の賛同で実現できる
ことが大きな力になっている。当初市に案を示した長江口の
観光バス駐車場について現実に整備してもらってから、取り
組みに弾みがついた」と振り返る。「近隣にはロープウェイ
の発着場、映画資料館もあり、新たに観光客の回遊性、対流
性が生まれるのでは」と期待を示す。
 工事の総予算は2億0910万円で、国と県補助が6970万円ず
つ。残り3分の1のうち5227万円が市補助、1742万円が金座
街の負担となっている。
 名称は「金座街」からエリアの特徴を活かして『尾道通り』
(旧本陣・石畳地区)に変え、合わせて組合名も「尾道通り
商店街振興組合」に変更する。

転載責任者メモ:観光客から見てレトロが良いと言っていても、ご商売の方からすれば
        小綺麗な方がお客さん("写真を撮る人"ではなく、実際に買ってくれる人)が
        来やすいと考えるのが普通でしょう。尾道ファンとしても、「ひなびた」は
        良いけれど「さびれた」のを見たいわけではないので、頑張ってご発展をと
        応援したいです。活気ある生活感あっての尾道。ゴーストタウンでは困る。


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