山陽日日新聞ロゴ 2003年11月28日(金)
「水まつり」の水尾町
町を明るくすると「心まで明るくなる」と
 14軒で『ミズナリエ』を
  千日前から南の通りへも次々と波及
光で浮かびあがった町の様子
 町衆の力で町を守ってきた尾道商人の誇りと心意気。そん
な尾道のド真ん中で、老・壮・青が一体となって「水まつり」
を見事に復活させた久保・水尾町が、こんどは『まち灯り・
イルミネーション』に通りぐるみで挑戦している。
 尾道の町の暗さは定評がある。本通りの金座街が現在工事
中で、それでなくても暗い雰囲気のところへ、水尾町北入口
の街灯が切れて一層暗くなったため、今川茶舗の今川吉弘さ
ん、智弘さんの親子が「なんとか通りを明るくして、気分だ
けでも明るくなりたい」と町内の人にイルミネーションを呼
び掛けた。
 22日の土曜日夜から、ポツンポツンと灯りがつき始め、
青柳や旬亭から北はスミダ理容院、南はソーアンドソーまで
の14軒が、このイルミネーションに参加した。
 電飾用の器具は、町内会費などでまかなっているが、個店
ではそれとは別に「折角するのならもっとオシャレに..」と
日に日に工夫を加えている。電気代は個人持ち。
 水尾町と千日前が交差する南側の通りも、この動きに触発
され、東山とギフトのシモオカも26日夜から参加、千日前
角のとり姫も合流するという。
 短期間の間で、これだけの店で一つのことが出来るという
のは、簡単なようで尾道のような町では「極めて珍しい」と
いってよい。
 水尾町では、断絶していた「水まつり」を老・壮・青が一
体となって復活させ、これを継続している、いわゆる『まつ
りパワー』で地域の人のコミュニケーションがあり、今川さ
んも「水まつりをやっているので、話がすぐにまとまる」と、
今回のイルミネーションも″水まつり効果″のーつと認めて
いるほど。
 『まち(通り)を明るくすることが、こんなにも楽しく、
自分たちの心まで明るくしてくれるとは思わなかった」とい
うのが町内の人達の声。何か良いネーミングはないか?と、
26日の夜も通りに町内の人が集まりアイデアを出しあい、
どうやら神戸のルミナリエならぬ『おのみちミズナリエ』に
しようというところまできた。
 金座街の石畳・アーケード・街路灯事業が3月末に完成す
ると、市内観光の回遊圏が長江口から東へ拡大する。その金
座街から「水尾町」へ導入したいという戦略もまたあるはず。
 とりあえずは来年の成人式までは点灯し、今後は港まつり
や浜施餓鬼、常夜燈など「まち灯り」事業が実行されれば、
その時には「ミズナリエ」も協力、参加したいと意気込みを
語っていた。



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