山陽日日新聞ロゴ 2003年10月29日(水)
千光寺
尾道七佛めぐり2周年記念事業
 聖徳太子作 秘仏本尊を特別公開
  寺社や食事処などチラシ発行
本尊
 息災と昌運を願い、寺のまちをスタンプラリーで楽
しむ「尾道七佛めぐり」の2周年記念事業として、7
か寺の道順や寺社マップに食事処など紹介したチラシ
10万部を発行。また聖徳太子作と伝えられる東土堂町、
真言宗千光寺(多田義信住職)の本堂に安置されてい
る秘仏木造千手観世音菩薩立像(写真)が22日から
24日まで特別開帳される。
 地域活性化のー助になれぱと、尾道水道を望む瑠璃、
愛宕、大宝の連峰にある古寺めぐりコース25か寺
(尾道仏教会所属)のうち、JR尾道駅側から持光寺、
千光寺、天寧寺、大山寺、西国寺、浄土寺、海龍寺の
7か寺が、尾道の歴史や文化、景観を探訪する尾道版
ミニご遍路にと、一昨年11月スタートさせた。朱印
帳による満願成就達成者には寺の街の上空を天馬と七
福神の宝船が飛翔する縁起掛け軸を進呈。年々、参詣
者が全国的に広がりをみせ、これまで朱印帳利用者は
1万人を超え、好評を博している。
 さらに観光客の利便にと、旧市街地の地図に「とっ
ておきのお食事処」として17店に菓子やタクシーな
どあわせて協賛20店をピックアップし、このうち飲
食7店については食事代5%割引クーポン印刷のチラ
シ(A3判)を作り、JR尾道駅や観光案内所、協賛
店などで無料配布している。
 また特別開帳される千光寺の本尊(市重要文化財)
は、一木造の彫眼。像高72cm、台座(高さ28.5)と
ー木彫りが特徴で、室町末期の作。
 33年ごとに開帳されるもので、次回は平成25年
となるが、今回朱印帳持参者に限り特別公開されるも
の。
 問合わせは事務局の持光寺(電0848-23-2411番)か
西国寺(電0848-37-0321番)へ。

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