山陽日日新聞ロゴ 2003年10月19日(日)
広島在の坂井さん
所蔵の絵はがき等は尾道市に寄託を約束
 CDロム「千五百枚の写真集」
  昭和29年から50年間の『尾道の写真』
CDROMジャケット
 青年時代から50年間、尾道の写真を撮り続けてきた
広島在の「尾道人」が、1500枚の写真をCD−ROMの
写真集にして「下手な写真家の千五百枚の写真集」にま
とめた。作者の坂井敬樹さん(68)が17日午前中、亀田
市長を市長室に訪ね、報告とPRをしたが、席上、坂井
さん所蔵の古い絵はがき1200枚など福山の県立博物館に
寄託している″尾道の宝″について、市長から「尾道も
入れものを準備しているので、その節にはよろしくお願
いします」と要望し快諾を得た。
 坂井さんに発行者の備後レポート社二宮仁社長とカバ
ーのデザインをした萩野忠信さん夫妻が同行した。
 坂井さんは、印刷本にしたら一冊150枚で10冊分、
高価になりとても手が出せないがCD−ROMならパソ
コンさえあれば簡単に見れると説明。尾道北高校の学生
時代から、尾道を撮り続けており、昭和30年前後の古い
写真100枚は、写真としては下手でも懐かしさや、失
われてしまった価値があるので、と出版の動機などを語
った。
 そして、写真を撮るためには、どうしても現地(尾道)
へ足を運ばなければいけない。私の写真を観て、一人で
も多くの人に尾道に来て頂ける一助になれば..と「写真
の町・尾道」のまちおこしを永年、提言していた自らの
熱い想いを市長に語った。
 坂井さんは尾道幼稚園の坂井家の人で、市長とは同じ
檀家で墓所が隣同士という旧知の間柄。富士フィルムを
退職後、広島に住んでいるが「歴史的景観を守る運動」
などで広島からエールを送り続けてきた(本紙でも再三、
報道済み)。
 写真コンテストから「絵はがき」へ話しが弾み、坂井
さん所蔵の絵はがき1200枚などが福山の県立博物館へ寄
託されていると知って市長が「今朝のサンニチに出てい
た通り。尾道でも入れ物を準備しているので、出来たら
是非、尾道の方へもらいたい」と要望した。
 坂井さんは「森重さんに言っている通り、尾道に博物
館がないので福山へ預けているだけ。尾道にしっかりし
たものが出来れば、必ずそうします。絵はがきだけでな
く屏風など他にも沢山ありますので..」と快諾して市長
を喜ぱせた。
 「写真集・尾道」は1200円に税・送料別。申し込
みは備後レポート社(0848-22-2214)のほか書店でも販
売。
 見方としては、サムネイル(縮小表示)で一覧して、
簡単な説明がついているので、それを参考に「ウィンド
ウに合わす」か、スラィドショーで見る。富士フィルム
のデジタルカメラのソフト・FinePixビュアーな
ら、BGMと説明つきで簡単に楽しめると説明している。
 ロープウェイの工事中や完成時の写真、JODP(N
HK尾道放送局)のテレビ画像の試験放送の画面や、昔
の海岸商マーケット風景、大橋のない尾道水道など昔の
尾道から今の尾道の美しさまでがぎっしりとつまってい
る、坂井さん自身のファインダーを通した自分史でもあ
る貴重な労作として価値は高い。



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