山陽日日新聞ロゴ 2003年10月16日(木)
大林宣彦監督
表題は「戦争映画は、もう見ない。」
 本音で綴った日記206編
  紙上連載『日日世は好日』が1冊に
表紙
 (続報)山陽日日新聞紙上で昨年4月から今年6月
末まで連載した映画作家、大林宣彦監督のエッセイ
『日日世は好日』(にちにちよはこうじつ)が1冊の
本『日日世は好日−五風十雨日記』巻の二「戦争映画
は、もう見ない。」としてまとめられ、たちぱな出版
(東京都杉並区)から15日、発刊された。本体1800
円で、全国の主要書店で売られる。尾道ではいち早く
啓文社の各店頭に並んだ。
 第21回「日本文芸大賞・特別賞」を受賞した同名
書、巻の一「同時多発テロと《なごり雪》」(2002年
4月刊)の続巻として、新聞での連載と同様に、監督
の文章とイラストレトター、小田桐昭さんの挿絵が寄
り添った内容。監督の日常を書き連ねた″本音″本と
言える。
 執筆順に▽第一章「W杯サッカーと、戦争がやって
来る。」▽第二章「戦争と、映画の初心と。」▽第三
章「『情報』の中の、《なごり雪》の旅。」▽第四章
「新しい年と、不安の中での『映画談義』」。▽第五
章「ぽくの『戦争日記』と、父の死と。」の5章、合
わせて206編で構成。監督自ら一編ずつに、新たに
副題を加えた。章間では、一冊にまとめるにあたって
の「考察」を改めて執筆している。
 作家で日本文芸大賞選考委員、陽羅義光さんからの
「大林さんの日記には〈人間の幸福〉が、マルゴト在
るのです。」とのコメントが表紙帯に記されている。
「戦争映画は、もう見ない。」の表題と、険しい監督
の表情が現在の世界・社会情勢を反映していて印象的。
 巻頭の「はじめに」では、小田桐さんが「大林さん
のこと」と題して、巻末の「あとがきに代えて」では、
山陽日日新聞記者幾野伝が「記者十年目の志と決意と。」
との一文を寄せている。



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