山陽日日新聞ロゴ 2003年10月4日(土)
今日オープン
 若者2人が古い民家アトリエに
  「語り、互いに力出し合える場を」
アトリエ前の2人
 東土堂町、光明寺近くの古い民家が若者によって
改装されて、4日、新たにアトリエとしてオープン
する。村上博郁さん(29)が、大学時代の友人で音
楽仲間の松本健司さん(27)と協力してプロデュー
ス、アトリエ「ドラゴン」と名付けた。地元はじめ
国内外で活動する芸術家を招いて、「自由な発想と
表現方法、人と人との交流を目的に、多岐にわたる
活動を展開したい」と張り切っている。
 村上さんは大学卒業後、ドイツのベルリンに2年、
ブラジルのサンパウロに半年暮らして、2001年に帰
郷、尾道ケープルテレビでアルバイトしながら準備
してきた。借りた民家は50年ほど前に建てられた
木造2階建てで、4部屋ある。3年前から空き家に
なっていて、座が抜けていた箇所などに手を入れた。
 オープニング展は、「イーヨンサン」という架空
の13歳の少年をテーマに、写真や絵画、造形、音
などの分野で東京、大阪、ベルリンなどのアーティ
スト20人が参加する。26日まで。
 「若者に限らず、お年の方、子供までが集って、
話をして、お互いに持っている力を出し合えるよう
な場所、観光客も気軽に入られる空間にしたい」と
村上さん。
 アトリエは土曜と日曜のみの開館で、午後1時か
ら7時まで。閲覧料は一般が5百円で学生以下は無
料。問い合わせは、尾道市東土堂町8−7(村上さ
ん)へ。
 =写真は、今回の出品作品を手に、左が村上さん、
右が松本さん。
場所はこちらの「主な施設」「と行」



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