山陽日日新聞ロゴ 2003年9月25日(木)
おのみちレトロショップ巡り(5)
小泉和楽器店
 尾三で唯一の専門店に
  三味線と琴「優良技術認定」
琴を前に小泉さん
 久保二丁目の本通りに面し、尾道・三原では唯
一となった和楽器専門の「小泉和楽器店」。
 主人、小泉勝さん(69)は二代目。琴職人だっ
た妻慶子さんの父が、昭和の初め、向島兼吉で琴
の製造所を開いたのが始まりで、1942(昭和
17)年に現在の久保に小売り店として開業した。
 戦前から戦後間もなく、新開が花街で、芸者が
多くいたころが最も賑やかだったが、現在も愛好
家らから三味線や琴についての相談が絶えること
はない。
 小泉さん自身も大阪で修行し、父から技を受け
継いだ。新しい琴に弦を張る姿は職人そのもので
ある。
 大正から昭和のはじめには、尾道だけで7軒ほ
どの和楽器店があったが、どこも後継者がおらず、
廃業していったという。
 全国邦楽器商工業組合の「優良技術の店」の認
定を受けている小泉さんは、「いつまでも止めな
いで、という声を多く頂きます」と話している。
場所はこちらの「レトロショップ巡り」

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