2003年9月23日(火) おのみちレトロショップ巡り(4) 谷野玩具展 目輝かせる子どもたち 変わらぬ小物玩具と駄菓子 |
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小物玩具、駄菓子の卸小売り店、長江一丁目の 「谷野玩具店」。 旧長江通りに面し、畳表問屋の白壁の趣ある並び の中にある。 吉和生まれの谷野義夫さん(84)は、15歳から 商都・大阪の玩具卸店に奉公修行、この道に入った。 22歳で招集、インドネシアのセレベスに赴き、戦後 27歳で復員して、現在の場所に店を出した。 当初は卸専門だったが、店の数が減った現在は小 売りも手掛ける。「ずっと変わらない」という店内 にはビー玉、おはじき、紙ふうせん、蝋石などなど、 子どもが手にして遊ぶおもちや、駄菓子など懐かし いものぱかり、5百種以上が並んでいる。 「子ども相手に、何十円の商売ですから....」と 謙遜する谷野さん。何を買おうかと目を輝かせる近 所の小学生たちに囲まれて、今日も嬉しそうである。 |